今日の体重(紗幕の車窓から)#51

84.6kg

通勤ルートを少し変えたら、途中から座れる幸運を得た。

スマホで本を読んでいたが、ふと、外を見ると、西側なのに紗幕がかかっている。
どうも、JR東日本では、側カーテンと呼んでいるらしい。

紗幕に近づきすぎると外は見えづらくなる。
紗幕から少し離れるとまた見えなくなる。

朝の柔らかな光が紗幕によってさらに優しくなり、このままずっと乗っていたくなる。

どこかに行きたいと願うよりも、この平和な光景を見ていたいと思う。

電車はぼくをある地点からある地点まで運んでくれるが、乗っているときの景色も揺れもガタンという音もなかなかオツなものである。

座っていればこそ。

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