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ナンシー・フレイザー『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』12/5 院ゼミ

ナンシー・フレイザーの提案:社会主義

「矛盾のツケを他の誰かに負わせる、あるいは負わせ方を変えるにすぎない」
この社会構造を変える必要がある

・私たち自身で決める(自治)

社会主義の歴史

社会主義の崩壊(ソ連崩壊)
p.208〜の議論
・ソ連崩壊について触れてある
→資本主義はダメなのでは?
→社会主義の議論が役立つのでは?

フレイザーの考え方

政治だけでも経済だけでもダメ
もう少し大きな視点を持つべきなのではという示唆

「国家と市場とコミュニティのバランスを取る」というよりも、「優先順位を変えろ」というイメージ

社会主義は、社会民主主義よりも「ラディカル(革新的)」
・オルタナディブな社会構造の構築

「境界」の議論

フレイザーの議論:
「誰が誰を支配するのかという境界が変化する」という論理を提示
・経済と政治の分離=境界の問題
 ・リバタリアン(経済):利益の追求
 ・政治:環境への配慮

国際正義につながる考え方もある

・社会民主的な体制が今後の方向性ならば、たとえば自然資本の私物化、搾取という問題に対して、実効性を持たせられるかが課題では
・自然環境問題は一つの国家だけでは解決できず、超国家的な社会民主的な体制が必要
たとえば
・アフリカなどのある国の資源採掘の権利を、北半球の国民が差し止める
・北半球の人々のトラック輸送、飛行機輸送を、発展途上国の人たちが差し止める

ミュラーの議論:リベラル…

日本語の題名と英語の題名の違い

N.フレイザー『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』(原書)
Cannibal Capitalism : How our System is Devouring Democracy, Care, and the Planet - and What We Can Do about It

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