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フロム『自由からの逃走』 11/15 学部ゼミ

自由からの逃走=ナチズムに走ること

バンジャマン・コンスタン

ベンジャミン・コンスタン・ド・レベック(Henri-Benjamin Constant de Rebecque)は、19世紀初頭に活動したスイス生まれの政治家、作家、政治理論家です。以下に、彼に関するいくつかの基本的な情報を提供します。

1. **生い立ちと背景:**
ベンジャミン・コンスタンは1767年10月25日にスイス、ラ・ショー=ド=フォンで生まれました。彼の家族はフランス系で、スイスのエリート階級に属していました。

2. **政治的活動:**
コンスタンは青年期にフランスに渡り、フランス革命の影響を受けました。彼は様々な政治的役職を務め、また自由主義と立憲主義の理念を提唱しました。彼の考えは、個人の自由と権利、憲法制度、議会制度に焦点を当てていました。

3. **著作:**
コンスタンは著作家としても知られており、彼の中でも有名な著作には「自由原則について」("De la liberté des anciens comparée à celle des modernes")などがあります。この論文では、古代と現代の自由の概念について論じています。

4. **私生活:**
コンスタンは多くの政治的な変遷を経験し、また私生活でも様々な関係にありました。彼の愛人の一人であったマダム・ド・スタール(Germaine de Staël)もまた当時のフランス文化や政治において重要な存在でした。

5. **死:**
ベンジャミン・コンスタンは1830年12月8日にフランス、パリで亡くなりました。

彼は自由主義と立憲主義の理念に関する論文や政治的な活動を通じて、19世紀のヨーロッパの政治的な潮流に影響を与えました。

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古代と現代の自由の概念について

ベンジャミン・コンスタンの「自由原則について」("De la liberté des anciens comparée à celle des modernes")は、古代と現代の自由の概念についての重要な論文であり、彼の政治哲学の中で特に注目されています。以下は、この論文の要点についての簡単な概要です。

1. **古代の自由(アンシアン・リベルテ):**
古代ギリシャやローマの社会では、市民が政治に参加することが自由の一部でした。この政治的な参加は、市民が公共の事務に参画し、共和政の維持に寄与することを指しました。しかし、この自由は狭義において行政における自由であり、個人の私的な領域においては制約が多かったとコンスタンは主張しました。

2. **現代の自由(モダン・リベルテ):**
コンスタンによれば、現代の自由は個人の権利と自己決定に焦点を当てています。彼は現代社会においては市民が政治に積極的に参加することは難しくなり、代わりに個人が自分の利益や幸福追求のために自由に行動することが重要であると論じました。個人の自由は、法の下での平等と保護されるべきであり、政治的な参加が必要ではないとされました。

3. **公共と私的な自由の違い:**
コンスタンは、古代の自由は公共の参加と行政の自由であるのに対し、現代の自由は私的な領域における個人の権利と自由を強調していると見ています。古代の自由は共同体の一員としての責任を伴っていたが、現代の自由は個人の権利や自由に焦点を当てていました。

ベンジャミン・コンスタンのこの論文は、古代と現代の政治体制および自由の概念の違いを考察し、個人の自由が現代社会においてどのように理解されるべきかについての洞察を提供しています。

枢機卿

・選挙で選ばれていた


古代〜中世

・共同体の中に個人があった

古代〜中世:積極的自由:社会をつくり上げる
近代:消極的自由:社会を離れて(個人化)、自分のやりたいことを追求する
→社会をつくっていく(= 積極的自由2)

山本五十六

一次的な絆

エーリッヒ・フロム(Erich Fromm)の「一次的な絆」(Primary Ties)とは、彼の著書『愛することの芸術』(The Art of Loving)において触れられた概念です。この本では、愛についてのフロムの理論が詳細に述べられています。

「一次的な絆」は、主に個人が幼少期に形成される初期の人間関係を指します。これらの絆は、主に親子関係や近しい家族といった最初の社会的な経験に基づいています。以下は、一次的な絆に関連するいくつかの要点です:

1. **親子関係の影響:**
一次的な絆は、幼少期に親や主要なケアギバーとの経験に基づいています。親子関係が安定し、愛情深い場合、個人は安全で安定感のある絆を形成しやすくなります。

2. **基本的な信頼感:**
一次的な絆は、基本的な信頼感や安心感を築くのに役立ちます。これは、他者への信頼や愛情を構築し、他者との良好な関係を築く土台となります。

3. **愛と安全:**
一次的な絆が強固である場合、個人は愛と安全の感覚を育みます。これが将来の人間関係においても影響を与え、愛を受け入れ、与えることができるようになります。

フロムは、これらの一次的な絆が、成人期における愛と人間関係の形成に影響を与えると考えました。また、これらの初期の経験が、個人が他者との愛や絆をどのように理解し、形成するかに大きな影響を与えると主張しました。

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バーリンとフロムの違い

観点(ウエイト)や、積極的自由の捉え方が違う

バーリン
・権力をそのままにしておくのは危険
・権力が積極的自由に関わっているのが危険

フロム
・積極的自由をもう一度考え直そう!

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