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ふつうのかあちゃんが博士課程に進むまで

 自分がまさか、47歳にして、博士課程一年生に入学するとは…

 自分で自分が信じられない!!

 ましてや、
 中学校時には、
 担任の先生に

 ーあなた、付属の短大すら進学できないから

 と、断言された学年順位のワースト10の常連の私を
思い出すと、

 いやあ、本当に運命とはわからないもんだ

 と、世界の中心で、叫びたい、
 いや、その時の担任の先生の耳元で、叫びたい。

 人の人生を自分の経験で断言してはいけない

 私は、これを自分の人生で体現したくて
 日々生きているんだと思う。

 私は、シングルマザーで11歳の男子を育てながらかあちゃんをし、会社でも経営者というワーキングかあちゃんをしている。

 47歳、ふつうのかあちゃんに、すぎない。

 そのかあちゃんが、自分の人生において、
 得意じゃないからと避けてきた

 英語の勉強 →    リスニングが壊滅。理解不能

 政治学 →   世の中の仕組みがわからんでも
       生きていける

 哲学 → 横文字が苦手。哲学者の名前がわからん

 と、まあ、なくても生きていかれる、いかれる!
 と言い聞かせてきた分野が専門の

 某国立大学大学院後期博士課程に
 入学することになったのである。

 自分で自分がわからない!

 なんだから、ましてや、たった1年間しか関わらない学校の先生の予言なんてものは

 全くもってあてにならん、と30年以上たった今も
しみじみ思うわけである。

 会社経営してるから、って
 ふつうのかあちゃんじゃない、と思われるかもしれないが、
 働いてても、働いてなくても、

 かあちゃんたちのパワーは、すごい!

 と、私は間違いなく理解している。

 だけど、
 かあちゃんは、子ども一筋じゃなきゃとか、
 ママ友とランチして気楽だろうとか、
 かあちゃんは、とうちゃんより、最前線で社会で戦ってないから、楽だろう、

 みたいな、社会に無数いる無責任の審査員に、

 かあちゃんの人生を

 ジャッジされてしまい、

 そのパワーが押さえつけられてしまってる、

 そう思うのだ。

 本当は、四回転半跳べるジャンプ力があるのに、

 とりあえず、三回転半跳んでおけば、得点取れるから、四回転半はやめとこうよ、
 転んだら減点でしょう

 と、手堅い点を目指すコーチに言われているようなもんである。
(アイススケートを思い浮かべていただけたら、何より)

 私は、今は四回転半が跳べなくても、四回転半跳べる力があると信じて生きていきたい

 世の中のかあちゃんたちが
 四回転半跳ぼうとしたら、

 地球に大地震かくるくらいに、
 地面が揺れると思う。

 そんなパワーがこの世に、存在しているのだと思っている。

 まずは、自分がそれを体現しなきゃ、ということで、

 ふつうのかあちゃんが、博士課程に進むまで、
をリアルに書いていきたいと、思ってます!


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