思い込ませるというメディアの仕掛け

私たちは、だいたい日常的に騙されている。

私の知り得るかぎりで書いているので、間違っている部分があるかもしれない。

その話を聞いたのは、ずいぶん前で、30年くらい前になるのかな?という感じで。

日本における洋楽ブームというのがあったらしいのですね。筆頭にビートルズがいた、あの時代なので、私は世代的にずれているのですが、次々と来日する欧米人アーティストに日本人の若い人は恋焦がれた時代があったわけだ。

次々、ほんとうにやってきたのだけど、アーティストからすると、そんなに歓迎してくれるの?という部分があったみたいです。

なんというか、異文化の方への憧れというのは、私の世代にもありました。しかしながら、60年代から70年代までの海外への憧れは

ホワイト信仰のような。
酔狂のような。そんな部分はあったように思います。実際にブルーアイズは宝石のようにきれいだと思ったことがあります。少女漫画なんかでは、女の子が憧れる人は、外国人か、混血か、というような設定のものは特別多かったように思います。

現実にそういう恋愛をこの時代にした方は、茨の道だったと思います。

話を戻して、ビートルズとか、クイーンとか(クイーンが日本で特別人気があったことを知った時は、びっくりしました。クイーンのセールスを引き上げたのは日本のようで、経済的な成功で、更に世界展開できた部分は少なからずあったようです)

まず、私はビートルズのリアルタイムの凄さを知らない世代の人間なのですが、この時代に

ベイシティローラーズという男性グループがいた。らしいのです。

そのベイシティローラーズは、日本の女の子に絶大的な人気があった。らしいのです。

ちょっとビートルズより後かもしれないです。

とにかく、そのベイシティローラーズという男性グループはいたのですね。

日本だけに。

。。。もう怖い話ですよ。その男性グループ、ベイシティローラーズは日本でしか活動していないグループらしい。この当時ファンだった人は今でいう『意識高い系』なんです。だってある程度、英語が堪能でないとなかなか洋楽にいかない。ビートルズは、私が聞いても、初期は日本人でも歌える簡単な感じの英語でした。音が拾いやすかったのだと思います。そういう点では、ベイシティローラーズも簡単英語なんですけど、

「英語だから〜!」という食わず嫌いはいるわけです。

ああ、ベイシティローラーズの頃って、フォークソングとかの時代と重なっていたかもわからないです。私だったら、フォークソングの方へ行ったと思います。

結局、ベイシティーローラーズって、日本のメディアのイメージ戦略で、ブルーアイズでかっこいい男の子のグループがいたら

がっつりいける。

と、マーケティングして制作した結果、ほんとうにがっつり儲けたという案件だったと思います。しかし、日本でしか活動してないって。。。というのがある。

なぜこんなことが明るみになったかというと、洋楽好きな人が現実として海外へ出て、英語圏の人と音楽の話になった時に

誰も知らない。という事実にぶち当たるらしいのです。そこで、日本メディアがつくったグループだったことを知る。という流れらしいのです。

しかしながら、耳心地のいい音なのは事実で。

誰かの青春だったことも事実で。

それでいいと思う。

いい思い出を大切に。それだけで

生きていけるから。

thank you!

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