遠野物語
柳田國男 35歳。日本の民俗学者。
岩手県遠野郷の民間伝承。佐々木喜善より聞く。
ページをめくることができないアンカット本。ペーパーナイフでページをカットしながら読み進めるタイプです。
学校の教科書のような本。口絵、挿絵がなく文字のみでいたって質素でシンプルです。
外国に住む日本人へ(内省してほしいという気持ちをこめて)
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文明開花で忘れ去られていった自然や神々への信仰
著者 兼 発行者 柳田國男
自費出版
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若い頃には国木田独歩や田山花袋との交流があったようですが、次第に離れて(文学も)いったそうです。ちょっと方向性が違ったのでしょうか。
書籍としてはあまりお金をかけずに質素倹約という印象です。
世の中、科学では解明できない不思議なことっていっぱいありますよね。それこそ昔から語り継がれている話にはなにか意味があるはず。柳田國男自身が神隠しのような体験をしたそうです。
個人的にはこういった話にはとても興味があるのでぜひ読んでみたい。