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落梅集 

落梅集らくばいしゅう 1901(明治34)
島崎藤村 1872〜1943

島崎藤村 29歳。

ワインレッド色の文字。「落梅集」で梅干しの色を連想。

「若菜集」でもレッドピンクが素敵だった。


価格は35銭。今だといくら?ということで調べてみたところ、一銭200円として換算するとなんと7,000円です。

ちなみに三年前に出版された「若菜集」は25銭で5,000円。本のサイズと厚みはほぼ同じ。なのにたった三年の違いでこんなに値段の差があるのでしょうか。

と、ちょっとここで当時の社会情勢をみてみます。

この本二冊が出版されたのが1897年と1901年。
前後に日清戦争(1894年)と日露戦争(1904年)があります。
ということは物価高は戦争が原因?!かも。

現在の急激な円安とインフレ。これもかなり気になるところ😦

今回は本の価格から当時の情勢と関連づけてみました。