新篇 路傍の石
山本有三 54歳。
奉公に出された吾一が多くの困難にぶつかりながらも成長していくストーリー。昭和16年の夏、厳しい検閲の監視の下にて出版されました。
山本有三と主人公(吾一)との共通点、それは「呉服屋での奉公」。山本自身は奉公先から逃げ出したそうですが、小説の主人公は何度も困難に立ち向かうことになります。
◉装釘 南沢用介(白井晟一〜建築家)
著者 山本有三
発行書 岩波書店
戦後は議員、1965年には文化勲章を授与されるなどして、87歳でこの世を去りました。
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子どもの頃、隣の家に遊びにいったときに「路傍の石」を借りて読んだことがあります。むずかしそうな題名でしたが、読み出すと夢中になってしまいました。 吾一これからどうなるんだろう?って𓂅𓂅𓂅
続いて「真実一路」も。いまでは内容を少し忘れてしまっているのでもう一度読んでみようと思います。今度はどう感じるのかを期待しつつ。