世界とのかかわり 自己紹介

 約10年ごとに 住むところ,仕事などを大きく変えながら生きている.2018年からは,中国地方岡山に住み,国際標準(IEC,ISO)に携わりながら,地元の企業の新規技術開発,新製品開発に携わっている.昨年までの10年は,東京都下に住み,国際標準(ISO,IEC)などでの標準化活動と主業務に世界と関わりを持っていた.その前の約10年は,アメリカ西海岸に居り,技術探索,開発,製品開発を行っていた.さらにその前の10年は関西・大阪をベースに,技術開発を行っていた.そして,世界とのかかわりを強く持つようになったのは,約25年ぐらい前から.

 ここでは,世界とのかかわり を,国際標準の切り口からご紹介できれば,と思っている.

・国際標準とは  国際標準とは,世界で様々な活動(主にビジネス)を行うときに,スムーズに行えるよう,定めた決め事のこと.例えば,ネジ,紙の大きさなど.もし,国際標準がない(うまく機能していない)と,国ごとの電源コンセントが異なるように,不便なことがある.

・国際標準の種類  国際標準には,大きく分けて 3つの種類がある.1)デジュール標準 法律上など,公的機関によって決められた標準.ISO,IECなどで決められた標準.例:上述のネジ,紙のサイズ,など,2)デファクト標準 決められたルールがあるわけではないが,事実上の標準.例:PCのオペレーティングシステムがWindowsであること.3)フォーラム標準 ある種の団体(フォーラム)が決めた標準 例:Bluetooth(無線の規格)

・誰が国際標準を作っているのか 1)デジュール標準 電気関係は,IEC(International Electrotechnical Commission,国際電気会議)(例:電池の大きさ,発電所の規格など,電気関係全て),電気関係以外のすべては,ISO (International Organization for Standardization,国際標準化機構),無線通信は,ITU(International Telecommunication Union,国際電気通信連合)が決めている.2)デファクト標準 誰も決めていない.市場がなんとなく決める.3)フォーラム標準 ある技術に関わる企業などの団体(フォーラム)が作る.


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