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セルフレジ導入で思う、子育てマインドチェンジの必要性


近頃お店でセルフレジを見る機会が増えましたね。
夏あたりに、ダイソーが一気にセルフレジ化。
おぉ時代の流れ!と思っていたところ、ついに近所のイトーヨーカドーも今月一気にセルフレジが導入され、レジが人から機械に変わりました。ファミレスでの猫型ロボットの配膳も今ではそれなりに当たり前の光景に。

一夜にして変わったレジのバランス

2015年12月、「AIの導入によって日本の労働人口の49%の仕事が10-20年以内になくなる」と発表されてから早7年。
時代の変化は私たちの身近で着々と進んでることを改めて感じましす。

きっと今の子どもたちが大人になる頃には、もはやスーパーのレジ打ちという仕事は、今でいう自動改札機のような感覚で消滅していくことでしょう。
(私たちが子どもの頃って辛うじて、駅員さんが切符を切ってくれていたよね。わかる人は…同世代w)

そんな未来がやってくる時代、私たちが育った「昭和の価値観」のまま子育てをして良いわけがない!
でも一体、どんなことを考えて子育てをすべきなのでしょうか。
「近所のスーパーのセルフレジ化×今の日本の学校教育への違和感」を踏まえ、私が考える子育てマインドチェンジをまとめてみようと思います。


・機械化で起こったこと


それはきっと、人と機械の役割が明確になったこと。
「正確性」「効率化」=機械
「コミニュケーション」「考える」=人

全てがセルフレジになったダイソーのレジにも、必ず一人は人が配置されているんです。
じゃあその人に何が期待されているかというと、「空気を読んで」「人の様子を察して」困っている人を助けること。
つまり、正解のない思考を、主体的に考えて行動してその場を円滑に回していく力がこれから人間には求められていくのではないかと私は思います。

逆に、「次の方どうぞ」「ありがとうございました」など見たら誰でもわかることを発するのは、アナウンスでいい。
そうじゃなくて、「あのおばあちゃん、セルフレジで困っている!」「あの子ども連れはかごを持ってあげた方が助かるだろうな」そんな風に、自分自身でアンテナを張って、自分の頭で考えて行動に移せる人。そんな人にしかできない気付きを持てる人が、今後人としての存在意義を発揮していくのではないかと思うのです。
正確に、規則正しく、効率的に、この分野では人は決して機械には勝てない。機械が担っていけばいい。
だからこそ人にしかできないこと。変化に合わせて柔軟に。その場の状況に合わせて、機械にはプログラミングされていない、白と黒の間の最適解を導き出していく力が、これからの子どもたちには求められているのです。

なのに、日本の今の教育って…

・(毒舌でごめんなさい)日本の学校の勉強が古いわけ

私は元教員ですし、全国の学校の先生が子どもたちのため、日々様々な努力をされていることは重々承知し、また自分自身も教員時代はそう思って教育にあたってきました。

でも!やっぱり日本の教育は基本的に古い!と思う。
だから私は今も、娘の学校のテストの結果とか基本全く気にしていません。
教科書を1文字残さず暗記することや正確な計算は、これからの時代にはそこまで役には立たない。(もちろんある程度の基礎基本は必要です)

すでに教育先進国では、ずいぶん前から学校試験でも計算機の利用が許可され、世界では単純な計算力よりも答えを出すための思考力を重視していることがわかります。

私教員時代、保健のテストの誤字脱字とか減点してたなぁ(保健体育科の教員だったので、保健の定期テストとかね)本当に無駄だった。
そんなことより、あの時私が生徒たちに伝えた内容が、今あの子たちの頭の中に残っているか、自分の健康を守れる知識がついているか、そっちの方がよっぽど大事だった。と、心から思います。

・これからの時代の子育てマインドチェンジ

そんな後悔も踏まえ、私自身は今、自分の子育てと幼児スクールの子どもたちにこんなことに意識して接しています。それが、

  1. 正解<自分の頭で考えたこと

  2. 自分のこととして考えるアンテナ

正解はスマホでいつでも検索できる時代。だから、いつか本当に必要になった時に子どもたち自身が検索すればいいと思います。それよりも今は「何でだろうね?」「なんでだと思う?」そんな思考を大切にしたい。

(人生の経験上)『こっちのがいいでしょ』と分かりながらも、その思考を見守ることは簡単なことではありませんが、ぐっと我慢する心を、私も母として成長したいなと思いながら日々心がけています。

そして、もう一つ身につけてほしいと願っているのが、「自分のこととして考えるアンテナ」
これは他人の目を気にすると言うことではなく、世の中のさまざまな出来事や場面を「自分の立場から」考えると言うこと。この自分軸がないと、人の目ばかり気になって逆に動けなくなってしまいますからね。

自分に何ができるのか、自分ってどんな力があって、どんなことで人の役に立てるのか、自分軸を持っていることが、結局は他人を助けられることの必須条件なのではないかと思うのです。


・家庭でできること

私たち子育て世代も「正解」とか「みんな一緒が善」と育てられた世代。でも、今の子どもたちが働く20年後には、その役割の多くは機械が担っている。
だからこそ、「あなたはどうしたいのか」「あなたはどう考えたの」「よく考えたね」そんな正解だけではない最適解を、たとえ今の日本の学校教育では弾かれてしまうその子なりの答えも、受け入れてあげたいなと願います。

セルフレジに出逢ったら、是非思い返してくださいね♡
ではまた!


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