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原作ファンと新規の視点【日記 ドラマ ハコヅメを観て】

こんにちは。花坂もみじです。

ハコヅメが7月からドラマ化されましたね。
私も本作がドラマ化する前に、おすすめされて原作を読み始めたのですが、キャラクターがとても魅力的なのと、警察もののエンターテイメントで描かれがちな、謎解きや犯人との闘いなどが主な格好いい刑事の姿ではなく、警察官が実際に直面する苦悩や大変さや裏側の事情等がコミカルかつ現実的に描かれており、とても面白くすっかりハマってしまいました。
特に、最近発売された外伝作品のアンボックスはとても衝撃的でした。

そんなこんなで漫画のハコヅメにすっかりハマってしまった中、月日は過ぎてドラマのキャストが次々と発表されていき、好きなキャラが相関図にいなくてソワソワする中で、1話がスタートしました。

原作を読んでいる人間としては、川合の藤さん呼びに違和感があったり、なぁちゃんが可愛かったり、主要キャストの再現度に一喜一憂もしつつ、途中の分かりやすい伏線を見ては、原作のこの話を軸に話が展開していくのかぁと久しぶりに観る1時間ドラマを楽しみました。

その翌日に、会社の先輩との雑談でハコヅメの話になったのですが、原作を読んでいない彼からは、
「あのドラマって、事あるごとに辞める辞めるって言う新人と、それを都度止める怖くて美人の先輩の話みたいな感じですよね?」との感想がありました。
確かに言われてみれば、終始川合の辞表にフォーカスが当たっていましたから、そこが今後の展開の軸に見えるのだろうなぁと思いました。
原作を最新刊まで読んでいる自分としては、作品の印象もアップデートされて川合の辞表のイメージは薄まっていたので、初見の方のこの見え方は制作側で想定されていたのかなと考えてしまいました。
話していた先輩は、1話で魅力を感じなかったとのことで、残念ながら継続視聴はしないかなぁとの事です。

漫画原作ドラマが製作される際に、キャストも制作陣も原作に寄り添って製作する姿勢がよく見える昨今で、漫画からドラマという次元の異なる別媒体への変換をしながら、原作派への配慮と新規層の取り込みとのバランスを取るというのは難しいものだと、改めて近しい人との受け取り方の相違の中で感じました。

先輩には原作の良さも伝えたので、継続視聴してくれたらいいなと思いつつ、髪を下ろしたなぁちゃんがまた2話以降で観れるのが楽しみです。

それでは


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