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The Last of Usをクリアしました【感想】

こんにちは、花坂もみじです。
少し間が空いてしまいましたが、特には変わらず家でゲームをする日々でした。
今回は名作と名高いラスアスを今更ですがクリアしたので、感想を書いていこうと思います。
ストーリーのネタバレをガッツリ記載するので、未プレイの方は気をつけてください。

心の変化と連動

この作品の魅力は、ジョエルの変化とプレイヤーとのリンクだと思います。
物語の始め、突然舞いこんできた面倒事であるエリーに対して、ジョエルは拒絶を示します。
プレイヤーとしても、護衛対象のエリーの生意気な態度からジョエルに共感が出来ると思います。
仲間のテスの説得で、渋々同行します。

しかし、テスが感染してしまい、エリーと二人での旅になります。ジョエルはこの時もエリーの為ではなく、テスの想いを汲んで旅を続けます。
プレイヤーとしても、反りの合わない二人を上手く纏めていたテスには好感があったと思います。

二人の変化

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その後、二人は感染者だけでなく、生きた人による脅威に晒されます。その中で、エリーは庇護の対象から仲間に、そしてジョエルに取って代えがたい存在になります。
この旅が終わったら、二人で暮らそう。エリーの知らないことをたくさん教えてあげようと、楽し気な会話を交わします。
プレイヤーとしても、二人の関係性の変化や、助け合う姿を見ることでその関係性を愛おしく思い、作品への愛着がどんどん深まっていきます。

旅路の果てに

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そして、旅の目的地に到達した時に、ワクチンの作成にはエリーの脳が必要なことが分かります。
多くの犠牲を出し、沢山の人を殺めながらも旅を続けていましたが、それでも人類の為、人々の為という大義があったからこそ、自己を正当化していた部分もあったと思います。しかし、それを盾にエリーを失うことを求められるのです。
かつて、世界の都合で最愛の娘を失ったジョエルは、ここでまたエリーを失う選択を迫られます。

エリーをテスとジョエルに託したマーリーンは悩みぬいた末に、エリーを犠牲にすることを選び、ジョエルにも理解を求めます。
多くの仲間を持ち、世界を救う信念の為に今まで活動し、たくさんの犠牲の上に立つマーリーンは、世界を選びました。
それはきっとマーリーンには、エリー以外にも彼女の居場所があったからだと思います。

しかし、ジョエルにはエリーしかいません。
娘を失い、街を出て、仲間を失い、長年の生活を捨てることになったジョエルには、もうエリーしかいないのです。エリーがジョエルにとっての世界なのです。

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最終的にジョエルは、エリーを救うためにマーリーンと仲間を殺し、武器を持たない人間にも手を掛けます。
最後に無防備な人を殺すことがプレイヤーに委ねられたのは衝撃的でした。
それは、明らかに脅威から守る為に戦ってきた今までとは違うものでした。
世界の為に、大切な人を奪われたジョエルが、世界の為に多くの人を殺めた旅路の果てに、エリーの為に世界を犠牲にするのです。
とても人間らしい結末だと思いましたし、自分もエリーを失う為に頑張ってきたのでは無かったので、ジョエルの行動にとても共感できました。

エリーを救えたのは良かったのですが、旅の目的を失った2人は、これからどうなってしまうのかという不安に包まれながら物語は幕を閉じます。
正直、世界が変わることはないので、明確な希望も抱けないのが正直なところですね。。

まとめ

心情の変化や、物語の対比が丁寧でとても面白かったです。
勿論、ゲーム性やグラフィック、音楽もとても楽めましたが、やはり注目すべきはストーリーだったと思います。

2に関しては、かなり評価が荒れてる様ですが、せっかくなのでプレイしてみたいと思います。

なんか、思ってたより言いたいことが分からない内容になってしまった…。落ち着いたら書き直そうと思います。

それでは


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