適切な奉仕量×適切な奉仕内容 = 成長する奉仕
部下の成長において、「仕事を任せる」ことがいかに重要か。…ということはもはや周知されたビジネスモデル。
教会という組織においても、仕事(奉仕)を任せることは、信徒の成長にはとても重要。
重要なので、「奉仕を任せる」とはどういうことなのか、今一度見直していきたいと思います。
1.教える者の務めは、聖徒たちが力量にふさわしく働くよう整えること。
教会において、信徒ひとりひとりが力量にふさわしく奉仕ができるよう、整えるために立てられたのが、教える人たちです。(エペソ4:16)
神の御霊がおのおのに与えた賜物がふさわしく働き、しっかりと組み合わされたときに、キリストのからだ(教会)は建て上げられていきます。 (エペソ4:16、1コリント12章 参照)
教える人は、信徒ひとりひとりの力量を知り、見極め、その力量にふさわしく働く・奉仕することができるようにしなければならないのです。
2.教える者は、ひとりひとりの賜物と力量を知る。組み合わせる。
キリストによって立てられた教師たちは、キリストのからだ(教会)を建てる聖徒ひとりひとりの力量と、与えられている賜物(1コリント12章)を知る必要があります。
そしてひとりひとりにふさわしい奉仕をさせ、組み合わせていくことで、しっかりと結び目ができ、成長していくのです。
各々の力量を知っている教師は、ふさわしい奉仕を与えることができます。
各々の力量を知っている教師は、聖徒を働かせすぎることも、働かせなさすぎることもなく、成長できる量と内容で奉仕を与えることができます。
一人の聖徒では成し遂げられない仕事も、聖徒同士の賜物と力量を組み合わせれば、完成します。
3.教える者は、聖徒に奉仕を強要するのではなく、奉仕の働きをするよう整える。
教える人は、聖徒ひとりひとりを整え、主を愛し、奉仕をするよう働きかける必要はありますが、
揺り起こしたりしてまで、かき立てたりしてまで、奉仕をするよう求めるべきではないと思います。
だからと言って、聖徒にその気持ちが起こるまで、放っておくこともまた違うでしょう。
教える者のなすべきことは、「整える」ことです。
奉仕をするようかき立てるのではなく、聖徒たちが、愛に目ざめるよう、「整える」こと。これが教える人の務めなのでしょう。
任せすぎず、任せなさすぎず…。簡単なようで難しい、”奉仕を任せる” ということ。
難しいけれど、「ひとりひとりの力量と賜物」を知ることで、任せるべき奉仕が見えてくるはず。
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