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リード文を読み返した

私は学生の哲学カフェに参加している。
リード文という、まあテーマに関連した少し短い文章を書くことがある。
見返していたら懐かしくなったので、お気に入りの分を少しここに。
何か思うところがあれば、教えてもらえると嬉しいです。
貴方の思いでも、添削でも。

2020/06/04 感動はどこからきて、私たちに何をもたらすのか

ある哲学者は、「問うことによって私たち自身が感動させられていないならば、何事も理解はできない」と言った。
ところで貴方は、最近何かに感動したか?

感動は、私たちの身の回りに溢れている。
映画や本、音楽の宣伝にはいつも「感動」の文字が躍っている。
感想を聞けば、「感動した」と返ってくる。
もしかすると、それは日常の風景かもしれない。しかし今日、改めて問い直そう。
私たちは、何を根拠に感動したと表現するのか。そしてその感動から何を得るのか。
私たちの心を揺さぶるものについて、見つめなおしてみたい。

2020/07/10 優しさと甘さはどう違うのか?

ある小説に、「私は優しくない。甘やかして人を駄目にすることしかできない」という言葉があった。
ちなみに貴方は、自分は優しいと思うだろうか?

私たちは、人あるいは動植物、環境にまで優しくあることを求められる。
「優しい」と誰かを褒めたことも、誰かに褒められたことも、
優しい人になりたいと望んだことも、努力したこともあるだろう。
こうやって、当然のように語られている「優しさ」とはいったい何なのだろうか。
そして、優しくすることと甘やかすことでは何が違うのか。
私たちが優しくなるには、どのようにすればいいのかを考えてみたい。

2020/09/27 考えることの功罪

「人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である」
この言葉を聞いたことがあるだろうか。今日は、「考える」ことについて改めて考えてみたい。

考える力をつけろ。考えて生きろ。疑問をそのままにするな。
このような言葉が世間には溢れている。
しかし、インターネットも普及した今、考えなくても生きられるのは事実だろう。
自分が考えなくても、誰かが見つけた答えがどこかにある。
調べて見つけた答えらしきものを信じる方が、考えるよりはるかに楽だ。
ここで、哲学カフェに集う皆様に問いたい。
なぜ、貴方は考えることを続けるのか。考える営みには何が伴っているのか。
考えることは、本当に私たちによい結果をもたらすのか。
立ち止まって、「考える」事を考えてみよう。

2020/12/08  私たちはいつ性を意識するのか
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」
とても有名な言葉である。
本来の意味とは違うかもしれないが、今回はこれをきっかけに考えてみよう。

どうしようもなく、自分の性を意識させられることがある。
例えば、自分の性別を回答させられるとき。
服の売り場がMEN、WOMENで分けられていたとき。
異性愛を前提として、恋愛を問われたとき。
私たちの属性として、いつまでも付きまとってくるのが性別だ。
しかし、本当に私たちから切り離せないものなのだろうか。
私たちは、常に自分の性を意識しながら生きているのか?
他人の性をいつも念頭に置いているか?
性というものが、私たちにとって何の意味を持つのか再考してみたい。

2021/01/16 尊敬の根底にあるものとは
「尊敬している人は誰ですか」
このように問われたことはないだろうか?
貴方はどのように答えただろうか、あるいは今どのように答えるのだろうか。

私たちは、自分より優れた人・物や、尊い人・物に様々な思いを抱く。
例えば尊敬や憧れ、嫉妬、妬み。
優れた何かに対して抱くものとしては、尊敬と嫉妬は似たものと言える。
しかし、この2つは全く違うものとして考えられている。
では、この2つの感情を分けるものは何なのだろうか。
今回は、私たちの尊敬や嫉妬の根底にあるものについて考えてみたい。

まだまだ、更新中。
もし、こんなことを考えている哲学カフェに興味がおありでしたら、ご連絡お待ちしております。なんて。

たくさん本を読みます