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自分が嫌い、っていう話

明るくて晴れやかな窓の外を眺めながら、暗い話を書きましょう。

私はずっと、自分が嫌いです。顔も、身体も、心も、全て。
いつからそれに気づいたのかは覚えていません。小学生の帰り道、泣きそうになりながら、「仮面をかぶろう、強くあろう」と心に決めたころからでしょうか。生まれた「自己否定」とかいうどろどろした感情。

不細工、と言われました。
でしゃばるな、と言われました。
育てなければよかった、と言われました。
失敗作、と言われました。
いなくなっちゃえばいいのに、と言いました。
私に価値はない、と言い聞かせました。

可愛くなりたかった。強くなりたかった。優しくなりたかった。自分の意見を持ちたかった。人に愛される価値があると思いたかった。私の愛が受け入れられると信じたかった。駄目でした。19年間生きてきて、挫折すらもさせてもらえない生ぬるいところで生きてきた。何かにせかされて、立ち止まることすらできなかった。

20歳になるらしい。この私が。
好きだと思っていた人を、先日好きじゃないことに気づきました。また人間らしさを失ったような気がします。一昨日昨日と友人と遊んで、笑顔を浮かべたのにどうも疲れたようです。笑うことに疲れるなんて、そんな人間になりたかったわけじゃないのですけれど。泣くこともできないで、自室にこもって頭に入りもしない本を読む、8月30日。誕生日まで、あと13日。

たくさん本を読みます