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読むコント➐「夢見たいな話」

変な夢を見たらしい。
夢人、いや、ゆめんちゅは持てる熱量の8割を使って話してくれた。

「セーラー服を着たおっちゃんが歩いてたんだ」

皆様の言いたいことは大体わかる。
決してテレパシー受信能力があるわけではないけれど、大体わかる。


それ、ギリ現実じゃね?

セーラー服を着たおっちゃんなんてのは居る。
スーパーマイノリティだとしても一定数どこにでも居る。それでも彼の話は止まらなかった。

「あと、ミニオンが出てくる夢。
 マリオとか恐竜とか、あとサメもいた!」

そりゃお前だいぶカオスな夢だこった。
それそれ、そう言う話を待ってた。

「んで、みんなでバタービール飲んだ。」

皆様の言いたいことは大体わかる。
決してあなたの事を知っているわけではないけれど、大体わかる。

それ、ギリ、いや。普通に現実じゃね?

カオスなのはわかる。
でも、それはどこから聞いても、いや聞いてなくてもユニバーサルスタジオジャパンだった。
USJだった。ユニバだった。

「あとあと、これは現実の話なんだけど。
 貯金にギザ十が500枚ある。」

皆様の言いたいことは大体わかる。
決っさないよ、わかるから。

それは夢だ。

流石にそんなに持ってようもんなら、世間は黙っちゃいない。
まじ一瞬で、有名人。
いや、ゆーめー人。
いや、夢人。
いや、ゆめんちゅ。



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読んで頂きありがとうございました。
過去一しょうもない終わり方。

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