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へびのこえ

3才の男の子が、
乳白色の湯船に あさく唇をつけて
しゅるしゅると息を吹いて
息継ぎに、にっこり

「へびの声だよ
いっしょにしていいよ」

しゅるしゅると声が、
姿はみえないけれど
わたしの可愛いへびの声

きこえてるよ

みえない蛇
その尾を噛んでまわれまわれ



今日は、

わたしの3歳の息子が、お風呂で
へびの声を聴かせてくれました。
ふたりで、しゅるしゅると蛇の声で鳴きました。なので、今日から日記をつけようとおもいます。

…………………

チクタク チクタク
お爺さんといっしょに…
"お爺さんの古時計"が、
最後同じ時に役割を終える歌。
環境と自分が連動しているような感覚を覚える事はよくあります。

人は、無意識的に、自分に必要だと思われる事象を拾い上げて、そこに意味を見出します。

木の節目や模様に、顔をみつけてしまうように…。

人間は、野生の中で強く生き抜く為に、散らばる事象に何かしらの"兆候"や"顔"を見出すよう成っているそうです。
本能です。

深い森の中で、危険に繋がる兆候は何か、助けてくれる仲間の顔はどこか、いち早く察知する為の本能。

今日は、
ちいさな息子が蛇の声を聴かせてくれたから。
今日から日記をつけようとおもいます。

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