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私の無痛分娩レポ

こんにちは!2児の母をしてますHanaです。
今回は私が体験した無痛分娩についてお伝えできればと思います。
あくまで個人の意見になりますが、今どこかで悩んでいるママさんのご参考になりますように。

何故無痛分娩を選択したのか

私が無痛分娩を選択した理由、それは単純に陣痛が怖かったからです。
痛みに特段弱かったわけでも、帝王切開の可能性が高かったわけでもありません。「出産当日は、とんでもない痛みを乗り越えるんだ」という精神状態でいるのが私には苦痛だったからです。

もちろん周囲からは賛否両論頂きまして…。
メリット・デメリットを色々な角度から、自分が納得いくまで調べました。
その上で私は、自分の心に余裕を持って出産を乗り越えたかったので、無痛分娩を選択しました。
「痛みを経験しなければ子供を可愛いと思えないんじゃないの〜?」
そんな声は無視しました。そんなわけなかろう、我が子はどんな形で産まれてきてもめちゃくちゃ可愛いです。安心してください。

結果、1人目の時にかなり満足しまして(費用対効果が大きい)2人目も無痛分娩に決めました。
出産の後は歩くのも大変だと聞いていたのですが、次の日には小走り出来るぐらい回復が早かった。ただこれはやはり個人差がある…。
ちなみに、小走りはしちゃダメです。

2人目はあまりにも出産の進みが早く、麻酔を入れるタイミングが遅くなってしまったので、子宮口全開の痛みを味わいました。
笑えるぐらい痛かった。本当に母親って偉大だ!!

詳細はこの後のレポを是非読んでみてください!

病院の決め手は?

まず無痛分娩出来る産院が少ない!すぐに予約でいっぱいになる!高い!
という状態なので、自宅の近隣で絞ると選り好み出来る環境ではありませんでした。
ただやはり個人的に重要視したのは、

  1. 自宅からの距離

  2. 24時間麻酔科医が常駐しているか

  3. 麻酔の種類、方針


①「自宅からの距離」
言わずもがなですね。
何かあった時にすぐに病院に行けるよう、なるべく自宅から近い方がいいと思います。ちなみに私は、車で15分ぐらいのところでした。
電車で行くと、駅についてから10分程歩かなきゃいけなかったので、夏は汗ダラダラ。
「ハウルの動く城」に出てくる荒地の魔女が階段を登るシーン。あれ。

②「24時間麻酔科医が常駐しているか」
病院自体が少ないので、ここまで求めるか否か難しいところなのですが…。
例えば、「深夜に陣痛がきて病院に行っても、麻酔科医が出勤していないので対応ができません。」みたいな状態が起こらないようにってことです。
それで結果的に自然分娩になっちゃったなんていうお話も聞くので、私は24時間常駐している病院を選びました。
出産当日、麻酔科医の先生に後光が差してたなぁ。

③「麻酔の種類、方針」
ここも認識が足りてないと、当日「おっと〜!?痛いぞ〜!?」ってなる方もいるんじゃないかと。
「無痛分娩」といっても、病院ごとに麻酔の種類や先生の方針が違います。私の産院は、妊婦がなるべく痛みを感じないよう妊婦目線で麻酔の量などを調節してくれるところでした。なので、ほとんど痛みは感じなかった。
しかし、産院によっては「痛みを和らげる」ことはしても、ある程度痛かったり。人によっては麻酔が効きにくかったり。
こればっかりは何がいいとかないと思うので、当日自分の認識と違わないように先生に事前に聞いておくべき点だと思います。

無痛分娩の費用感は?

まず、自然分娩と比較してしまうとやはり高額です。
(何故この少子高齢化が進む中で、出産費用が全額負担じゃないの〜!)
出産前の妊婦健診でも、無痛分娩は一部検査の追加があったり。
総合病院か個人産院かでも大きく異なってきますが、私は個人産院だったので出産一時金を除いても自費で40万程は出しました。
ただ、お部屋がホテルみたいに綺麗かつ三食とても豪華なお食事だったので(お祝いディナーも)、産後の身体には沁みました。
お財布には結構な痛手…でも仕方ない…

毎日完食したご飯

無痛分娩出産レポ(1人目)

ここからは、当日の出産レポになります。
破水をしてからちょこちょこと携帯にメモしていたものなので、一部抜けていたりするかもしれませんがご了承ください!

ちなみに身体が重いのがしんどすぎて、
出産当日の2日前からひたすらマンションの階段を登り下りをしていた。

【当日】
10:00
朝起きたら、初おしるしで「遂にきたか!!」と興奮。
とりあえず、そのままベッドに横になる。その姿はトド。
お腹が定期的に痛くなり、「え?もう陣痛?」と急いでメロンパンを食べる。
すると、尿漏れの感覚。トイレ行って確認したら血が混じってる。確認してる間もちょろちょろ勝手に出てくる。「破水やんけ」と焦り、即病院に電話。まだ陣痛の痛みが軽いとはいえ、破水の場合は入院になるので病院へ行くことに。
全て荷物を準備して(全く準備していなかった)タクシーへ病院に。この時、コンビニに寄るぐらいには余裕ぶっこいてる。

11:30
病院到着。少し緊張してくる。
確認してもらったらやはり破水だったので、入院。この時点で子宮口3cm。
助産師さんに「自然分娩だったら今日出産になるかもだけど、この進みで無痛分娩だと明日になるかも〜」と言われ、「ですよね〜」と笑い合う。

12:30
助産師さんがいなくなった後、いきなりお腹が痛くなってくる。ガッツリした昼食が出るが、お腹が痛すぎて全く食べられない。
(本当はおにぎりのような軽食が出てくるのですが、私が余裕ぶっこいていたので、体力をつけようとガッツリ出してくれた。)
先ほどまでニコニコしていた私が突然痛みに歪みはじめたので、びっくりする助産師さん。確認したら1時間で子宮口6cm。
すぐに麻酔を入れる事になるが、もうこの時既に痛すぎて自然分娩の恐ろしさを知る。
息が出来なくて、「オッウゥフウ」みたいな声しか出ない。その姿はオットセイ。ここから車椅子。

13:00
先生とご挨拶。先生と助産師さんに「ここまでよく耐えたね」と褒めてもらう。痛すぎて、口角を上げることしか出来ない。
硬膜外麻酔を入れる。針を入れる時に少し痛かった。
足が一瞬痺れて、冷たい液体が身体に入ってくる不思議な感覚。

14:00
無痛最高!!!圧倒的感謝!!!!ありがとうございます!!!イェイ!!!!
お尻の痛さは消えないが、陣痛がどこかに吹っ飛ぶ。
呑気にツムツムをしはじめる。

15:00
個室から分娩室待合室まで移動。
待合室内には産後のママもいて、ハイタッチをしたくなる。(やめろ。)
この時点で痛みは全く無い。
ただ、お尻の痛さと、いきみたい!踏ん張りたい!が半端ない。
寝方を変えても辛い。38℃まで熱が上がってきて、身体が寒いのか暑いのかわからない。
とりあえず助産師さんを呼んだら、子宮口ほぼ全開。旦那を急いで呼ぶ。

16:00
旦那到着。顔見てホッ。コロナの為、旦那は個室部屋に待機。
私「助産師さん、私うんち出ちゃってます?」
助産師さん「フフフ。」
が、この時覚えてる会話。

17:00〜17:30
いきみたいのに我慢するのが本当にしんどすぎて、助産師さんに「もう産みたい」とお願いをする。
いきみかた(呼吸法?)を学び、虚空を見つめながら、ひたすら1人でいきむ。
この間に夜勤の助産師さんに交代したみたいで、挨拶と内診の時に「え?すぐそこにいるよ?うまれちゃうよ?いきまないで?」と言われる。
1人でひたすらいきんでいた事に驚かれ、褒められる。バブバブ。
(この頃には、「こんにちは〜、確認しま〜す」でブスッと内診されるのが当たり前になる。)
そのまま分娩室(ちなみに埋まってて手術室だった)へ。

この頃にはアドレナリン全開。
隣の部屋にも妊婦さんがいて、共に頑張ろうな!!!!状態。(やめろ。)
旦那も途中で入室。麻酔を追加してもらった為、痛みはなかったが定期的な便意と疲れがピーク。なんでこの状態で痛くないのか怖いぐらい。
助産師さんと先生の掛け声が心の助け。旦那には何も言わずに黙っていてもらう。

18:00ごろ
裂けそうだったので、最後は会隠切開してもらって出産。予定日前だったけれど、3000gオーバー!産んだ瞬間の解放感。わー!スイカが出たー!
息子が出る時より、胎盤が出る時の方が凄くスッキリ。
会陰は縫われてる痛みもないけど、糸引っ張る時が少し痛い。
これ以上考えたら怖いので、何も考えない事にした。

産んですぐに息子を胸元に置いてくれて、産んだことを実感。
息子がくしゃみをするだけで「フーーーッ!!」って拍手したくなる。
ただ、その時に撮ってもらった私と息子の写真は、ひたすら私の顔が酷い。それから2時間は分娩室で家族3人にしてもらい、ひたすら息子を眺める。
めっちゃ可愛い。自分の腹にいたとは思えない。

無痛分娩出産レポ(2人目)

2人目は計画無痛で入院日まで決めていたのですが、1週間前ぐらいに産まれてしまいました。

【当日】
6:00
尿漏れの感覚で目が覚める。本当に尿漏れだと思って、そのまま寝る。

8:00〜9:00
おしるし&破水っぽい感じ。
とりあえず長男を保育園に行かせなければと急いで準備をする。この日は保育園の夏祭りだったので、呑気に甚兵衛を探す。
母と弟に保育園に連れていってもらい、タクシーで病院へと向かう。

9:30
少しお腹が痛いな〜って感じだったのが、検診中にマジで痛くなってくる。
子宮口4cmになってて、すぐに分娩室へ。
(またもや埋まってて手術室だった。)
驚異的なスピードでお産が進み、焦る助産師さんと麻酔科医。

10:00
麻酔が効く前に子宮口全開。
旦那は単身赴任をしているため、電話で「いまから産みます。」と遺言のような一言を残す。
1人目で感じたことのない痛さに悶絶。ナニコレ?状態。
助産師さんにひたすら励ましてもらう。

11:00ごろ
麻酔がやっと効いてきた〜!!幸せ〜!!のタイミングで出産。
ちょっとだけ会陰切開した。
なんと陣痛から2時間のスピード出産。さすが2人目。
ただ、陣痛を体験してしまった為に1人目より辛かった。

総括

人生でなかなか経験することのできない出産。
つらつらと書いてきましたが、結局は自分の意思で決めるのが一番だと思います!
どんな分娩を選んだとしても、帝王切開になったとしても、この世に小さな生命が誕生する瞬間は本当に感動的で、顔がシワクチャな我が子は可愛いです!!
後悔のない思い出を!!

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