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「本当の自分に出会い、それに気付くこと」星の王子さま、禅を語るより

脚下照顧(きゃっかしょうこ)
まわりばかり見てないで自分の足下を
よく見よ

コロナ緊急事態宣言に伴い、私の職場も
6日まで休業となった。
今こそ、極力人に合わず、振り回されずに

自分ってどんな人間?
自分の好きなことをとことんやろう
どうなりたいのかしっかり考えよう

的な5日間にしようと思っている。

「君の探しているものなら、たった一輪の
バラの花にだって、一滴の水にだってある
のになぁ」
出典:「星の王子様、禅を語る」重松宗育
禅の最も重要なテーマは「己事究明」
「自分は何者か」です。
「本当の自分とは何か」であり、
「本当の自分に出会いそれに気づくこと」
なのです。
出典:「星の王子様、禅を語る」重松宗育

仕事に没頭して、あっという間に30代が
過ぎ去った。
充実した10年だったと、自分でもそれは
納得している。

仕事に捧げた10年
お客様のために、がテーマの30代

だけど、じゃあ、私ってどんな人間?
何が好きでどう生きたくって、
何を大事にしたいのか


ある人との出会いをきっかけに、
私の止まっていた時間は針を進める

いつも私の矢印が向いてるのは
仕事・お客様

だってそれをしてる時間が好きだから

たしかにそうだった。
そうしている自分に誇りすら持っていた。
もちろん否定はしない。

でも、走り続けて、深夜まで続く
作業や残務に慣れっこだった。

40歳が近づいてきた頃、その人に
言われてはっと気付く  

「自分の人生を生きましょう!
歳なんて関係ない、いつでもスタート
できるよ。」

ふつう私たちが自分と呼んでいるのは、
ちょうど鏡に映った目玉みたいなもので、
本当の自分自身ではありません。自分自身
の影のようなものなのです。
目玉の向きに従って外へ外へと自己中心性
を押し出してゆく「自我意識」にすぎない。
出典:「星の王子様、禅を語る」重松宗育
再び、王子さまとスイッチマンとの会話です。
「あの人たち、いままでいたところが気に
入らなかったのかなぁ」
「自分のいるところに満足してる人間なんか
いやしないさ」
出典:「星の王子様、禅を語る」重松宗育

過去の自己承認
これまで、本当の自分を愛せていただろうか
もっとこうしなきゃ!
まだ足りない、もっとしなければ!
自分の時間を削れば良いだけのこと…

そうやって、もうひとりの自分像を
生きてきた気がする。

いま現在の自己承認
本当の自分を好きでいてあげよう
自分自身をまずは幸せにしよう
そうすることが他者をも幸せに
できるのだ

今を生きよう!

そして、星の王子さまにはもう一つ
大きなテーマがある。

「心で見ないとものは決して正しくは
見えないよ。
肝心なことは、目には見えないのだから」

これは、私の教訓でもある、
地球で王子さまが出会うキツネの言葉

王子さまは、愛情を抱いていたバラの、
勝気で傲慢な性格、口にする言葉に
振り回され悩まされて、愛想をつかし、
自分の星を捨てて宇宙へ旅立つのだか、

キツネのこの言葉で、人生の秘密を学び、
愛することの意味をはっきりと自覚し、
あのバラの待つ星へと帰っていく。

生まれ育った所を、一度離れ、様々な
体験を通して、その良さを再認識し、
元の場所へ戻る。
この心の旅の終着駅こそ、「脚下」にある
本来の我が家、本当の自分自身に他なり
ません。
出典:「星の王子様、禅を語る」重松宗育

そして、キツネの言葉での私の学びは
もうひとつ。

「心で見るには自分自身の心の充実が必要」
「目を曇らせてはいけない!」

そのために脚下照顧(あしもとを
てらしてかえりみる)して、本当の自分を
見つめ、ワクワク目を輝かせいたい。

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