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「本当の自分に出会い、それに気付くこと」星の王子さま、禅を語るより
脚下照顧(きゃっかしょうこ)
まわりばかり見てないで自分の足下を
よく見よ
コロナ緊急事態宣言に伴い、私の職場も
6日まで休業となった。
今こそ、極力人に合わず、振り回されずに
自分ってどんな人間?
自分の好きなことをとことんやろう
どうなりたいのかしっかり考えよう
的な5日間にしようと思っている。
「君の探しているものなら、たった一輪の
バラの花にだって、一滴の水にだってある
のになぁ」
禅の最も重要なテーマは「己事究明」
「自分は何者か」です。
「本当の自分とは何か」であり、
「本当の自分に出会いそれに気づくこと」
なのです。
仕事に没頭して、あっという間に30代が
過ぎ去った。
充実した10年だったと、自分でもそれは
納得している。
仕事に捧げた10年
お客様のために、がテーマの30代
だけど、じゃあ、私ってどんな人間?
何が好きでどう生きたくって、
何を大事にしたいのか
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/24579947/picture_pc_10fad5b603436420a1f84b891932aa1e.png?width=800)
ある人との出会いをきっかけに、
私の止まっていた時間は針を進める
いつも私の矢印が向いてるのは
仕事・お客様
だってそれをしてる時間が好きだから
たしかにそうだった。
そうしている自分に誇りすら持っていた。
もちろん否定はしない。
でも、走り続けて、深夜まで続く
作業や残務に慣れっこだった。
40歳が近づいてきた頃、その人に
言われてはっと気付く
「自分の人生を生きましょう!
歳なんて関係ない、いつでもスタート
できるよ。」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/24580006/picture_pc_ec9acb1cb2a4bfbe2135ca24cce19ba7.png?width=800)
ふつう私たちが自分と呼んでいるのは、
ちょうど鏡に映った目玉みたいなもので、
本当の自分自身ではありません。自分自身
の影のようなものなのです。
目玉の向きに従って外へ外へと自己中心性
を押し出してゆく「自我意識」にすぎない。
再び、王子さまとスイッチマンとの会話です。
「あの人たち、いままでいたところが気に
入らなかったのかなぁ」
「自分のいるところに満足してる人間なんか
いやしないさ」
過去の自己承認
これまで、本当の自分を愛せていただろうか
もっとこうしなきゃ!
まだ足りない、もっとしなければ!
自分の時間を削れば良いだけのこと…
そうやって、もうひとりの自分像を
生きてきた気がする。
いま現在の自己承認
本当の自分を好きでいてあげよう
自分自身をまずは幸せにしよう
そうすることが他者をも幸せに
できるのだ
今を生きよう!
そして、星の王子さまにはもう一つ
大きなテーマがある。
「心で見ないとものは決して正しくは
見えないよ。
肝心なことは、目には見えないのだから」
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/24580048/picture_pc_b081fa51c987f49bc02208ded9f49111.png?width=800)
これは、私の教訓でもある、
地球で王子さまが出会うキツネの言葉
王子さまは、愛情を抱いていたバラの、
勝気で傲慢な性格、口にする言葉に
振り回され悩まされて、愛想をつかし、
自分の星を捨てて宇宙へ旅立つのだか、
キツネのこの言葉で、人生の秘密を学び、
愛することの意味をはっきりと自覚し、
あのバラの待つ星へと帰っていく。
生まれ育った所を、一度離れ、様々な
体験を通して、その良さを再認識し、
元の場所へ戻る。
この心の旅の終着駅こそ、「脚下」にある
本来の我が家、本当の自分自身に他なり
ません。
そして、キツネの言葉での私の学びは
もうひとつ。
「心で見るには自分自身の心の充実が必要」
「目を曇らせてはいけない!」
そのために脚下照顧(あしもとを
てらしてかえりみる)して、本当の自分を
見つめ、ワクワク目を輝かせいたい。
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