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「THE FIRST SLAMDUNK」感想。

「THE FIRST SLAMDUNK」
想いが溢れ出してしまったので散文ですが
載せます。少々ネタバレを含みます。



漫画は漫画、映画は映画として、「まったく新しいスラムダンク」だった。
山王戦とリョータの回想の二本軸で進んでいくんだけど、山王戦のプレーはあのまま、回想は原作にはない新しいストーリー。
ただ名場面、名台詞を大幅にカットしていて、「原作の〇〇が見たかったのに…」っていう人は割と酷評してるイメージ。。
ただ2時間っていう制約もあるし、キャラのバックグラウンドとか名シーンてんこ盛りは無理がある。
例えば流川のパスをひとつとっても、「お前の攻撃はワンパターン」っていう仙道からのアドバイスがあってからの流れ。
そこはもう映画見た後、見る前に原作読んだらより深いねって話です。
ゴリの全国制覇にかける想いとか花道の「今」に懸ける気持ちだったり抑える回想は入れ込んでる。
「アニメ映画」を見に行くってより「バスケ映画」だと思って、「鑑賞」じゃなく「観戦」するつもりで見に行ってほしい。
点を決めた時に思わず拍手しそうになったくらいめちゃくちゃ良いです。
まず最初のオープニングから、井上さんの原画でスタメン5人が徐々に動き出す演出が最高。6千回は見たい。
途中の劇伴がやたら良いなと思ったら、10-FEETも担当してるらしく、疾走感が5億倍増し。
漫画との1番の違いは、やっぱり「動きのリアルさ」
試合シーンではCGを使っていて、プロの選手がモーションアクターとして出演してるらしい😲
ボールへの反応だったり、足の動きがすごく細かくて山王のガードの圧が見てるだけで伝わってくる。
漫画ではアップの視点だったところが、コート全体の動きが見えたりして、それぞれの動きがしっかりリアルだったし何より花道がちゃんと素人の動きだった🤣
本当にキャラクターが生きてそこにいるみたいで、「ラスト1分の緊迫感」は漫画では伝わりきらないだろうな…
最後の「左手は添えるだけ…」のシーン。
映画館であれだけの時間無音だったことあるか?結末がわかってるのにドキドキした。
ラストは原作とは違う視点の衝撃。。
まだ完結しないような、続きが見たくなる終わり方だった。
色んな意見あるし、映画館に行くのを躊躇ってる人もいると思う。
でも迷ってる人に言いたい。
ロン毛でも短髪でもない、初出し三井寿がいる。それを見に行け。

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