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第25話:くすぐった、くないだろ?

『世田谷区たまがわ花火大会』
東京では有名な花火大会。
天候等で中止になることが多いのもまた有名で、去年はそれまで3年間の中止を経て、ようやく開催された。

「今年は、多分やると思うよ」

俺、雨男だけどな。

「あたし、晴れ女だから」

雨なら雨で、普通にデートすれば良いだけだからな。

「そうそう、晴れてもどっか行こうよ」

晴れたら、花火大会あるけどな。

「ハッ!山田くん、座布団1枚」

上手いこと言ってねーーだろうが。
そして、山田くんもいい迷惑だろ。

彼女は笑ったり、泣いたり、天然だったり、とにかく人間らしい。

あのさ、もしかしてB型?

「え?何で分かるの?流行語大賞?」

人間らしいから。
あと、これまでに付き合って来た人が、ほぼB型って話で。

「えー!B型は何処行っても低評価よ!」

おかん、弟、妹、親友、みんなB型でさ、昔大好きだった先輩もB型だった。

「その先輩とは付き合ったの?」

3年片想いして、フラれた。

「えっ!フラれることとかあるの!?」

フラれたことの方が多いぞ。

「あなたは何型?」

俺はね、、

「AB!」

聞く必要無かったな笑

彼女と話していると、主導権やペースを自然と取られている気がする。
まあそれはそれで悪くない。
恋愛とは、そういうものだった気がする。

彼女には、本名=そのままで接している。
素性はこのように隠していない。
偽名だって使っていない。
それをやらないから恋愛?
いや、それは違う気がする。
ああそうか、それは多分、、、

「ねえ、ジャージとか貸して」

ん?あ、はいはい。
ジャージとチアのコスプレ、どっちが良い?

「ジャージ(即答)」

はいよ。
今この場で着替えるがよかろう。

「はい、、、」

彼女は裸のまま立たされて男にそのまま、胸の先端や、背中、内ももを攻められる。

「くすぐった、」

くないだろ?

「はい、、、」

あ、歯磨いて、オシッコしてくる。

「エチケットと焦らしプレイ笑」

男が戻ってくると、彼女は恥ずかしそうに立っていた。

「もう、変態、、、」

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