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ママが看護師として働くために⑤ 普通の家庭とは?(続)

そのような思いはありながらも、看護師の夫だから、ある程度は仕方がないと、この10年妥協してきたのでしょう。収入面も関係しているのだと思います。看護師は一般的にそこそこのお給料は頂けます。(注:仕事量に見合っていると思ったことは一度もありません!)現実的に、夫の収入だけでは暮らせませんし、妻のほうが収入が上回るという現実は、やるせない思いでしょう。

今まで、夫の収入や仕事に関しては、私からは何も触れたことがありません。転職したいと言った時も、無給期間があるのは困るけど、現状と同じ暮らしができるのであれば、自分の希望に合わせて欲しいと伝えました。

家族は大切だし、夫にも生き生きと仕事をしていただきたい。

しかし、私が仕事を続けていく以上、もっと言ってしまえば、看護師の夫となった時点で、私の仕事への理解と協力をしてもらわないと、家庭は成り立たないのです。実はこの言葉は、夫の母(元看護師)より頂きました。姑の本心は分かりかねますが、私にとってはとても心強いサポーターです。

夫が求める家庭を普通の家庭とするならば、もうそれは、専業主婦になるか、家政婦でも雇わない限り無理です。

外来勤務へ変更やパートタイムへの変更をしたとしても、お給料は夜勤や休日手当がないので多少下がります。そして、土日の休みがないことでの支障も、少なからずあるでしょう。夫が求める普通の家庭にはならないかもしれません。(だって、看護師の平日5日勤って、やったことある人にしか分からない、地獄ですから)このような現実を伝えた上で、それでも、やはり家にいる時間を増やしてほしいということなら、異動願いを出すことを伝えました。また、今できることとして、なるべく土日に休み希望を入れることや、私が休みの休日は夫の休息を第一に考え、私が子供たちを連れて遊びに出かけること、夫が一人になれる時間を作ることを提案してみました。

実際に夫に伝えてみると、部署異動に関しては、自分の給料アップが確定したら、現実的にお願いしたいということでした。また、夫からは、今の生活が当たり前じゃないんだという意識を持って欲しいとのことでした。夫のための休息時間について考えたことについては喜んでいました。

結局、あれこれ悩みましたが、何か大きく変わったわけではありません。ただ、看護師の夫として協力と理解を求めるためには、夫の抱える負の感情にも寄り添わなければいけないと、感じました。

奥様が看護師で、ご自身がサラリーマンや自営業などのご主人様はいませんか?きっと、看護師の夫は辛いよの会、盛り上がりそうですよ。

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