読書記録:「『人に自分のことを喋ってもいいんだな』って、体がわかってきたんじゃない?」と。
この本について
あらすじ:死ぬまで生きる日記_土門 蘭
感想
タイトルを見て「重そうだなぁ」と思って読むのを先送りしていたけど、私にも寄り添ってくれる柔らかくてあったかくて。
読み終わるとすっきり、心が軽くなる本だった。しばらくは傍におきたい一冊。
カウンセリングを受けて、少しずつ身近な人にも自身のことを話せるようになっていく作者も、その周りの人の柔らかい言動が素敵で、グッとくる文章がたくさんありました。
素敵な表現・好きな言葉
ここからはネタバレあり!
私が読みながら付箋をつけた文章のなかで特にすきなところを残します!
じわっと涙が溢れちゃう…。あったかい表現。
共感や考えたをもった文章
人にはそれぞれの愛の示し方、伝え方があることを肯定してもらえた気分。
自分はまだ、私の愛情表現が届かなかったり、伝えたことで相手に嫌な思いをさせてしまったら…とか考えてしまう時があるから、より響いた。
自分もよく自身に対して「甘え」という表現をよく使うことに気が付いた。
やりたいことを選択しようとするときに「甘えなのではないか」と思って二の足を踏んだり、自分の感覚に自信をなくす。
でも最近は「甘えってなんだろう」とか「甘えの選択をとって責任をとるのは自分じゃない?」とか考えて、甘えに対してややゆるく考えてる。
恋人は「他者が関与することには甘えってあるかもだけど、自身のことに甘えとかってないと私は考えます」って言ってた。
最後に…。
全体的に柔らかいイメージをもった。
号泣する作品!って感じではなくて、じわっと涙が溢れるって感じ。
一緒に寄り添ってくれる優しい一冊でした。
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