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オーケストラ練習〜歌声の響きとその力〜

第九の練習も、本番に向けて佳境に入ってきました。
やってみて「第九」というのは、こんなにも吹きにくいのか!とびっくりしどおし。

フルートだけじゃなく、どこのパートもめちゃくちゃ大変そう(⁠●⁠´⁠⌓⁠`⁠●⁠)
ムチャぶりの嵐って感じで、練習が始まった頃は、オケ全体、なんとかなるのだろうか…ならなさそうだなと思ってました←
が、なんとか少しずつ形になってきました。

これまで、ほとんどの練習はオーケストラのみで行い、合唱との合同練習が数回。
ついにソリスト参加の練習の日がやってきました。
合同練習の前日は、オケのみで練習。
そして迎えたその日。
ソリストや合唱の方と、次にご一緒できるのはゲネプロ…という大事な練習でした。

***
まず合唱の方々と合唱指導の先生がいらして練習が始まりました。(ソリストはもう少し後からの参加〜)
ひな壇などない練習室で、合唱と一緒に演奏すると、背中を押されるように歌声が響いてきて、なんというか、溢れる多幸感…思わず吹くのをやめて振り返りたくなってしまう。

そして、オケには合唱との音量のバランスやフレージングについて指示があるのですが、殊に勉強になったのが、合唱指導の先生から合唱の方への指導を聞けたこと。
発声や歌詞の発音・意味についての指導は合唱ならでは。オケの練習では聞けない内容で、めちゃくちゃ興味深いし、勉強になる!

私を含め、オケのメンバーというのは、歌詞についての意識や理解が薄い人が多いなぁと思います。
合唱には歌詞があるので、単語や文章の意味を理解するのはもちろん、それが伝わるように歌わなくてはいけない。
当たり前と言えば当たり前ですが、私たちももっと歌詞に沿ったフレージングを意識しなければ…と思いました。

それにしても、ドイツ語の発音…難しそう…(⁠๑⁠¯⁠◡⁠¯⁠๑⁠)

***
そして、合唱の響きが加わるだけでも、オーケストラだけの時とは、全く違う響きになってテンションが上がる〜のですが、圧巻だったのはソリスト4名がお見えになってから。

私たちオケの真後ろで歌われる声が!
声量も響きも、同じ人間とは思えない!!
背中から聞こえてくる歌声が凄すぎて、指揮者ではなくそちらを見ながら吹きたいぐらいでした(笑)

そして、なんと指揮者がソリストの先生方に
「せっかくなので、独唱部分を先生方だけで歌って頂けませんか?」
とお願いするではありませんか!!
(ちなみに彼はアマチュア指揮者。恐いもの知らず…w)
なんとも図々しいお願いですが、ソリストの先生方は「こんなの初めて〜」と仰りながらも歌って下さいました\(^o^)/

4人で歌うところだけでなく、バスやテノールソロも歌って下さって…その歌声が素晴らしすぎる。
完全に、リサイタルを聴きに来た聴衆の状態になり、夢中で手を叩きました。
すごかった…!
練習後も興奮冷めやらず、今日の練習、参加して本当に良かった…!と声が出るぐらい。

しかし、オケにも私個人にもまだ不安箇所はあり、本番どうなるかな〜。さらに、今回本番を行うホールは、私がまだ行ったことのない新しいホール!できたばかり!どんな響きなのかなと、そちらも楽しみと不安と。

もう練習できる時間も、残り少ないのですが、最後まで少しでも課題克服していきたいです(^^)

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