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オーケストラ練習〜ソリスト来臨〜

古典プログラムに取り組んでいるO楽団の練習も、本番までの練習も残り少なくなってきました。

先日はコンチェルトのソリストを迎えて、本番と同じホールでの練習。ホールでの響きが確認できるのはありがたい。

さて、今回の個人的メインの、モーツァルトのピアノ協奏曲23番。
眼の前で、ピアニストの演奏を見ることができる(客席より見やすい場所で。)と楽しみにしていたのですが、練習開始前には緊張がやってきて。
集中しなければ!と思うのに、ピアニストの手元にうっとり見入っていたら、あやうく自分の吹くところを逃がしそうになったりして焦る。

しかも全体的に、木管楽器の音程が不安定なことこのうえない。ピアノは演奏中に音程が変わらない、というか、変えることができないので、オケの音程が悪いと、丸わかりになっちゃって大変。
私自身も最近、音程のコントロールに悩んでいて、ちょっと本気で音程をなんとかしないといけない。

それにしても、目の前でソリストが弾かれるピアノの音の美しいこと!
一音一音がクリアに聞こえてきて、音が際立っているのに流れるように優美な演奏で。とてもたおやかに弾かれるので、オケもこの雰囲気にふさわしい音色で演奏しなくては…。


なけなしの集中力を使い、序曲とコンチェルトの練習が終わった段階で、ため息がもれるほど疲れてしまったけれど、まだ交響曲の練習が残ってる(⁠˘⁠・⁠_⁠・⁠˘⁠)
交響曲は2ndパートでソロなどはないし、吹くところも少ないけれど、2ndには2ndなりの難しさがある。
1stに合わせてついていったり、支えたり、控えめになりすぎず出したり…とバランスのとり方をよく考えないといけないなぁ。

私はわりとオケでは1stのポストを振られることが多く、2ndの吹き方、もっと勉強しないといけないなと思います。
どちらのポストもそれぞれに難しく、楽しいです。勉強、勉強。

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なんとか練習を終え帰宅すると、思ったより早い時間。
今日の復習、あるいはアンサンブル曲(来週レッスンや合わせがあるので)を練習したい!と思ったけど、すごく疲れを感じて。体がぐーっと押しつけられるような疲れで、これはいけないと少し横になりました。
練習したかったけど無理は禁物です。

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その後、練習の録音を聞いて思ったことのメモ。
今回の練習場所は本番のホールで、とてもよく響くのだけれど、ソリストのピアノは全ての音がとてもよく聞こえる。弱音でもクリアに美しい音の粒が聞きとれる一方で、私た(オケ)はぼんやりした音だったり、何をしているのかわからないところがあったり。
オケは協奏曲の伴奏だけど、木管楽器はソロ楽器でもあるのだから、弱くと思わず、柔らかく、でもクリアに響く音で吹かなくては。

あと、やはり音程は課題。
最も気になるのは第2楽章。
とりあえず周囲に合わせられるぐらいに、自分自身の音程に自信のある状態にしないと。
しばらくチューナーとお友達になろう。

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「ホールの座席の色と同じだね」と言われたニット(笑)

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