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短所は短所のままでいい。


突然ですが、私の短所は心配性で、いつもせかせかしていることです。


この短所には、いつも苦労させられてきました。


起こるかも分からないようなことをいつも心配して、不安になることが多いです。何かを心配してそわそわしていない日はほぼないほど笑


だから私は、「のんびり屋さん」な人たちをいつも羨ましく思っていました。


高校生くらいからいつも心にあった自己目標は「のんびり屋さんになること」。そのためにわざと時計を見ないくせをつけたり、ゆっくり喋ることを心がけたりしている時期もありました。笑

何かの自己紹介なんかで「マイペースな性格です」って自分を紹介することに憧れて。


でも最近ふと、気づきました。「のんびり屋さんになろうとしてる自分、なんか無理してるな」って。


適応障害になった今の私の毎日のテーマは「自分のありのままを受け入れて生きる」。


そのテーマと、「心配性を克服して、のんびり屋さんになる」の自己目標に、矛盾を感じたのです。


私は自分の短所の「心配性」にいつも悩まされ、そんな自分を変えたいと思っていました。


もちろん短所を克服しようとすることは向上心があってすごくいいことです。素敵なことです。


でもその一方で、「その短所、そのままでもよくない?」とも思いました。


私の短所の「心配性」の他にも、世の中には色々な短所と呼ばれる人間の性質があります。怒りっぽい、愚痴っぽい、怖がり、飽き性、喋るのが苦手など・・・


この話は有名ですが、どの短所もそれは長所と表裏一体。怒りっぽい人は感情豊かな人だと言えるし、愚痴っぽい人は物事をよくみている人だと言える。怖がりな人は慎重な人だし、飽き性な人はチャレンジングな人。喋るのが苦手な人はよく話す人よりミステリアスで魅力的と言えることもあると思います。


でも、私が「短所は短所のままでいい」と思う理由は、それを裏返すと長所になるから、それだけではありません。


「短所は短所のままでいい」理由、それはそれが「あなただから」です。


ありきたりな言葉ですが、完璧な人なんてこの世にいません。


みんな、強さも持ってて、弱さも持ってる。


私の好きな言葉の一つに、「人は強さで尊敬され、弱さで愛される」と言う言葉があります。


つまり、強さも弱さもあなたの魅力の一つなのです。長所も短所も同じくらい、あなたがあなたであるために必要なのです。


だから自分の短所で悩んで、直そうと必死にならなくてもいいのかなって思うんです。


私が私として生きてゆくためには、強さと同じくらい、弱さも必要。

短所だって、立派なあなたの魅力なのです。


だから短所は短所のままで、愛してあげられたらいいのかなと思いました。





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