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自己肯定感地下レベルの私がやっと地上に出てこれた理由

「私なんて」が口癖で、せっかく褒められても「そんなことないよ〜」がお決まりだった私。

自己肯定感が低い自覚はあった。
どうにも自分を認めてあげることができない。

だけど理由は分からなかったし、そもそも理由はあるのだろうか?
生まれ持った性格なんだろうと結論づけていた。

だけど今私は地上に出てくることができた。
実家を離れて夫と過ごすようになってからだ。
どうしてだろう?

そう、夫は誰よりも私を認めてくれて、受け入れてくれる。そして褒めてくれる。

転職したいと嘆くと「いいんじゃない?」
働くの少し休みたいと甘えると「いいんじゃない?」
疲れてご飯作りたくないと喚くと「いいんじゃない?」
ソファに座っているだけで「あら〜♡可愛い子がいる♡♡」
唐突に髪型をツーブロックにして帰宅すると「わ〜!新しい嫁ちゃんだ〜!!」と大喜び

この人は私が存在しているだけで満足してくれているのか?と思うレベルだ。

何だかこうして文字に起こすと、とりあえず肯定しておくマンみたいに見えるな。笑

補足すると、夫は何でも肯定するわけではない。
こうした方がいいのでは?と意見する時もある。
ただ、意見の仕方が優しい。

「こうしたいのは分かったけど、こうしてみるのもいいんじゃない?」
と、一度私の意見を受け止めてから言う。

今までこんなに自分の事を認めてもらえた経験がなかった。
身近な人が毎日自分を肯定してくれる事で、こんなに自己肯定感が高まるのかと実感した。


何でも育った環境のせいにしてはいけないが、
私の場合それも一理あると思っている。

まず、親から「可愛い」と抱き締められたり、言葉で伝えてもらった記憶がない。
そりゃ可愛がっていた時期もあったろうが、
何せ私の記憶には残っていない。

母親は意地っ張りで気がキツい。
父親は優しかったが、話下手で思っていることを上手く言葉にできないタイプ。
両親のことはあまり覚えていないし、深い家族関係を築けていなかったから定かではないけど、幼い頃から過ごした私が抱いた印象だ。

褒められた経験もゼロではないが、特に母親は「余計な一言」を付け足さないと気が済まない。

例えば習い事で優勝すると
「今日は強敵の○○さんが欠席だったからね〜」
とか。素直にすごかったね、とは言わない。

子供にとってはさ、純粋に「すごいね」「頑張ったね」だけで十分なはずなんだよね。

今でも強烈に覚えていて忘れられない事がある。
小学校高学年の時、私以外の家族が出掛けていて帰りが遅かった。
夕飯の時間になっても帰ってこず、連絡もなかった。
お腹が空いた私は自分でご飯を作ってみようと思い立った。

その時私の中で抱いていたビジョンが、
帰りの遅い母を気遣って自分でご飯を作った→今までそんなこと出来なかったのに、成長した姿を見せる→母が喜んで褒めてもらえる

という物だった。
浅はかだけど、当時小学生の子供が思うことだったから、許して。笑

とはいえ普段から料理をしていたわけでもない私が思いついたのは、白米をバターで炒めただけのバターライスだった。

それでも、一人で火を使って調理をした。ということに何だか誇らしく感じてしまった。

丁度作り終えたタイミングで母が帰宅した。
私は嬉々として自分で作ったことを伝えた。

すると母は「バターライス?何で?お惣菜買ってきたからそんな物食べるのやめなさい」と呆れたような目で言った。

確かに私の作った料理はショボかったと思う。
じゃあカレーでも作れれば良かったのか?
何の料理だったら褒めてもらえたのだろうか?

自分でご飯を用意した事を褒められるとばかり
思っていただけに、ショックは大きかった。

元々母の手伝いをすれば色々と口出しされて良い思いをしないから、普段から所謂「お手伝い」は自然と避けて過ごしていた。
なので勿論料理も教わったことがない。
そしてこの一件ですっかり料理する意欲がなくなった。

どうせ私がやっても怒られるだけだ、と。

すると後日、私の同級生を引き合いに出して
「○○ちゃんは一人でハンバーグを作れるんだって。ハナコもそれくらい出来るようになってもらいたいわ〜」
なんて話をしてきた。
だったら作り方を教えてよ。と思ったけど、どうせ怒られるのが目に見えて言わなかった。

結局母は自分の思うような行動をされないと
気に入らないんだと思った。

私は無条件で愛されたかったんだと思う。

家庭での事が全て影響しているとは思いたくはないけど、母に認められず否定されることが多かったからか、自己防衛も含めて「どうせ私はダメだから」という気持ちが強くなった。

自分で自分を否定しておけば、誰かに言われても傷が浅く済むから。
自信満々な時に否定されるのが一番辛い。

過去の自分を成仏させたい思いもあって、余計なエピソードを入れてしまったが、自己肯定感が高い人はどんな家庭だったのだろうとずっと気になっている。


今でも自己肯定感は低いと思う。
タイトルの通り、地下レベルからやっと地上に出てこれた状態だから。

けど、褒めてもらえた時には「そんなことない」ではなく「ありがとう」「嬉しい」となるべく返すように心掛けている。

せっかく褒めてくれた相手を否定することにもなってしまうからね。

今では家にいるだけで夫が可愛がってくれる。
失敗した料理を出しても一緒に笑ってくれる。
過去の私も、今の私も大好きだと言ってくれる。

外の世界は自分にとってしんどいことばかりだけど、家では無敵だと思うと自然と自信がついてきた。

「だって私、お家で夫にめっちゃ可愛がってもらってるもんねー!」って。

自己肯定感の上げ方って色々あるとは思うけど、私は身近な人に認めてもらえることが一番手っ取り早い方法だった。

私はやっと地上に出てこれたので、
これからは自分で自分のことを沢山可愛がってあげたい。

皆も自分のこと大事にしてねっ(誰や)

結局何が言いたいのかまとまらなくなってるので、このへんでおしまい!笑


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