本当ですか?ブランド作りをしているところに不況はないって

クリエイターさんのマネジメントサポートとコンサルティングをしている谷華子です。

前回投稿してから、コロナが過熱して、世の中が毎日変わっていくような感じもあり、そんな中で何を言ったらいいのかなぁ…と色々考えているうちに、こんなにも時間が経ってしまいました。

あまり考えすぎず、日々考えていることを綴ったら、必要な人に届くかなと思い、また書き出すことにしました。ぜひお付き合い下さい。

タイトルの「ブランド作りをしているところに不況はない」、強い言葉ですよね。先日とあるウェビナーに参加させて頂き、そこに登壇されていたご活躍されているデザイナーさんが、断言していたお言葉です。

空間系のデザイナーさん4人でお話しされる会で、コロナで大変な時期で・・という会話中、比較的年配の、素晴らしい案件を多数やられている方がキッパリとそう言われました。

他の3名の方は少し世代が下で、でも空間好きなら誰もが知る大大大活躍のデザイナーさん方。少しシーンという間があり「そ、そうですか。」という雰囲気がウェビナーでも見えたような気がしました。

私は、主に空間系のクリエイターさんのマネジメントのサポートやコンサルティングをしており、クライアント達は、有名な案件を多数デザインされ、本当に大活躍しています。そんな大活躍の私のクライアント達も、私の周辺の大人気のデザイナーさんも、ブランド作りは比較的しっかりしている方達ですが、このコロナには少なからず影響を受けています。世の中の動きが日々変わるので、動いていた案件を一旦止めるとか、出店を少し様子を見る、とか、そんなことが大企業〜個人レベルで起こったからです。

1月頃から出始め、まだまだ影響力を発揮しているコロナですが、その間企業は状況を注視して、止めてた案件を動かしたり、やっぱり止めたり、逆に新しく動かしたりしています。その企業の影響を受けるデザイナーさんの多くは、例年通りとまでは行かないけど、なんとか持ち直している。という方が多いのかなと、私は感じています。

ブランド作りをしているところに不況はない!とまでは断言出来る状況ではなかったのかなと思います。

その発言をされたデザイナーさんと、その周辺の方のブランディングが素晴らしく、本当に不況がないのか、そう思いたくてちょっと強がりが入っているのか、たまたま運よく案件に影響がないのかは、私にはわかりません。でも、でも。おっしゃる通り、ブランディングは本当に大事だと、このコロナを通して私も痛感しました。

経済的に不安定になり、限られたプロジェクトを、数多いるクリエイター・デザイナーさんの誰に頼むか?となると、強い特徴ーブランディングがないと、クライアントも選びません。
外出自粛中で、なかなか外食が出来ない中ついに外食する時、本当に行きたい所を考えましたよね?どうでもいい所より、その時自分が望んでいることを最も体現出来る所を数多ある飲食店から選びましたよね。焼肉なら○○がいい!イタリアンなら○○に行きたい!と名前が出てくる。この他のお店から区別させる行為がブランディングです。

企業も、このコロナで紆余曲折、ようやく着手出来ることになったプロジェクトをなんとか成功させたいと必死です。成功のためには、この案件誰が一番うまくやってくれるかな?と考えます。候補に挙がるのは、特徴のある人=強いブランディングが出来ている人です。あー寿司食べたい〜!となっている時に、忘れかけてるどうでもいい寿司屋は、思い出さないですよね。札幌で食べた、ウニの美味しかった、そしてシャリがふっくらして最高だったあのお店に行きたいー!でも北海道まで行けないから近くで近いクオリティ、、ん〜あそこかな!みたいなもんです。
私も500人以上のデザイナーさんとお仕事してきましたが、そんな感じで選んでました。(すみません)

そして、デザイナーさんのブランディングで、私が重要だと感じることは以下の6つです。

・自分が信じる「美しいデザイン」を、とことん追求すること
・ディテールに、とことんこだわること
・売れるデザインを謳うなら、ロジカルに、マーケティング視点をしっかり入れる
・行きたいところ(目標)を決め、徹底的に近づくこと
・人と関わり、同じ志の人とつながること
・発信すること

時代の流れで、私の考えが少し変わったところもあるかもしれませんが、自分が見ている中では、本当に重要なポイントだと最近感じています。
少なくとも、自分の特徴を考え、ブランド作りを意識するのはとても大切なことです。つきつめてブランド作りをすれば不況はない!って、言い切れるようになれるように、そこを目指してがんばりたいですね。がんばりましょう〜!

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