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Googleデジタルワークショップはこんな人にオススメ!難易度と試験内容・3つのメリットとデメリットとは(追記:内容にSEOなどが追加されました)

2022年5月4日:「デジタルマーケティング」コースの内容にSEOなどが追加されたので、追記しています。

2023年7月24日から、Google デジタルワークショップのコンテンツが Google のスキルショップ学習プラットフォームに移動しました。

先日、Googleデジタルワークショップの「デジタル マーケティング」コースを受け、最終試験に合格しました!

Googleデジタルワークショップとは、デジタルマーケティングについて学べる、Google公認の無料ワークショップです。
デジタルマーケティングやプログラミングの基礎など、ビジネスに役立つスキルを身につけられます。

このnoteでは、Googleデジタルワークショップの「デジタルマーケティング」コースについて、以下6点を紹介します。

1.難易度
2.内容
3.最終試験内容
4.勉強の進め方
5.3つのメリット
6.デメリット

実際に受講して感じたことも書きますので、これから受けてみたい方の参考になると幸いです。


1.難易度(初心者におすすめ)

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Googleデジタルマーケティングは、初心者が学ぶのにぴったりの難易度と内容です。

「デジタルマーケティングについてまったく知らない」
「なんとなくは知っているけれど、よくわからない」

という方にとっては、初めて聞くような言葉も数多く出てくるので難しく感じる部分があります。
けれども全体的に丁寧に解説されているので、しっかりと動画を視聴しながら学べば、きちんと理解して知識を身につけられます。

基礎的な内容なので、マーケティングを仕事にしている方にとっては簡単に感じる内容。1日~数日で認定書の取得が可能です。

初心者レベルの私はスキマ時間を利用し、1日15分前後×33日間で合格しました。

まさに、1から学びたい、デジタルマーケティング初心者向けの内容です。

2.内容(基礎+演習+実例)

Interactive Advertising Bureau(IAB)公認のこの無料コースでは、デジタル マーケティングの基礎を学習します。すべて Google のトレーナーが作成した 26 のモジュールで構成されており、知識を実践に活かすための豊富な演習と実例が用意されています。
デジタル マーケティングの基礎「コースについて」より

Googleデジタルマーケティングコースは、無料で誰でも受講できます。
目安時間は40時間で、以下26のモジュールについて学びます。

新たに、SEOやソーシャルメディア、携帯電話についての項目が増えました。以下、全内容です。(長い!こんなにいろいろ学べます)

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●インターネット上でのビジネスの機会
・デジタルワークショップについて
・インターネットのメリット

●オンラインで成功するための第 1 歩
1.オンラインでの目標
2.インターネット上に拠点を作る方法
3.ウェブサイトに顧客を集める方法
4.ウェブサイトの分析と改善

●ウェブサイトの活用
1.オンラインでの集客について
2.ウェブサイトの仕組み
3.ウェブサイトの構成
4.ウェブサイトをビジネスに活かす方法
5.ウェブサイトを使いやすくするための工夫
6.良いウェブサイトとは?

・オンラインビジネス戦略の策定
1.オンラインビジネスにおける戦略
2.ビジネスのオンライン展開
3.顧客行動の理解
4.競合相手と差別化する方法
5.目標施一定による業績の改善 

・検索エンジンへの対応
1.検索エンジンの基礎
2.検索エンジンの仕組み
3.検索エンジンによるウェブサイトの把握方法
4.検索連動型広告について
5.Google Search Console について

●検索で見つけてもらう方法 (SEO 第 1 章)
1.検索エンジン最適化 (SEO) について
2.SEO の計画の立て方
3.SEO を継続的に行う重要性
4.キーワードの選択方法
5.SEO の目標設定について

●検索の有効活用 (SEO 第 2 章)
1.ウェブサイトの最適化について
2.自身のウェブサイトと他のウェブサイトの関係性
3.海外を視野に入れた SEO

・検索連動型広告で情報を伝える方法 (検索連動型広告 第 1 章)
1. 検索連動型広告の紹介
2. 検索連動型広告のオークションの仕組み
3. 検索連動型広告の効果的なキーワードについて
4. 有効な広告文の選び方

・検索連動型広告の改善 (検索連動型広告 第 2 章)
1. 検索連動型広告の構造と、関連性を重視した広告文の作り方
2. 効果的な広告キーワードの設定方法
3. キーワードのマッチタイプ
4. コンバージョンを計測する方法

・実店舗ビジネスのインターネットの始め方 (実店舗ビジネス 第 1 章)
1. 実店舗ビジネスのインターネット活用法
2. 地域情報サービスについて

・実店舗ビジネスのインターネットの始め方 (実店舗ビジネス 第 1 章)
1. 実店舗向け広告の基本
2. 携帯電話を利用しているお客様の来店を増やす方法
3. 実店舗のための検索エンジン活用法

・ソーシャル メディアの始め方 (ソーシャル メディア 第 1 章)
1. ソーシャル メディアについて
2. 目的にあわせたソーシャル メディアの選び方
3. ソーシャル メディアの計画の立て方について
4. ソーシャル メディアの活用方法

・ソーシャル メディアの活用方法 (ソーシャル メディア 第 2 章)
1. ソーシャル メディアを長期的に運用する方法
2. ソーシャル メディアの有料広告
3. ソーシャル メディアの効果を測定する方法
4. ソーシャル メディアの落とし穴

・携帯電話 (スマートフォン) の可能性について
1. 携帯電話の進化
2. 携帯電話向けのウェブサイト構築
3. 携帯電話向けのウェブサイトとアプリの違い

・携帯電話 (スマートフォン) 向け広告
1. 携帯電話向けの広告
2. 携帯電話向けの検索連動型広告について
3. 携帯電話向けのディスプレイ広告について
4. 携帯電話向けのソーシャル メディア広告
5. 携帯電話向けの動画広告

・コンテンツ マーケティングの実施
1. コンテンツ マーケティングについて
2. オンライン上でのユーザー像の把握
3. コンテンツの目的に適したフォーマットの選択
4. オンライン上のユーザーに向けた記事の作成
5. オンラインでコンテンツを見てもらうために
6. コンテンツ マーケティングの効果測定

・メールマガジンの活用
1. メールマガジンの基礎
2. メール配信システムの機能
3. メールマガジンの作成方法
4. メールマガジンを成功させるための戦略
5. メール マーケティングの効果測定

・ディスプレイ広告の始め方 (ディスプレイ広告 第 1 章)
1. ディスプレイ広告について
2. 検索連動型広告とディスプレイ広告の違い
3. ディスプレイ広告の運用方法

・ディスプレイ広告の活用方法 (ディスプレイ広告 第 2 章)
1. ディスプレイ広告の目標を達成する方法
2. ディスプレイ ネットワークの仕組み
3. リターゲティングについて

・動画の有効活用
1. インターネット上での動画の普及
2. 動画をビジネスに活用する方法
3. 動画作成のコツ
4. インターネット動画の視聴者を増やす方法
5. 動画共有サイトにおける広告手法
6. 動画の効果を計測する方法

・ウェブサイトの分析の始め方 (ウェブサイトの分析 第 1 章)
1. ウェブサイトの分析方法
2. ウェブサイトの分析をビジネスに活用する方法
3. ウェブサイトの分析を活用するための目標設定

・ウェブサイトの分析の活用方法 (ウェブサイトの分析 第 2 章)
1. 検索結果からのアクセス解析の方法
2. 検索連動型広告を活用するための分析ツールの使い方
3. セグメンテーション

・データ分析によるインサイトの発見
1. ユーザーを知るためのデータ活用
2. データサイクルの把握
3. データに基づいた実践的なインサイト
4. スプレッドシートによるデータ管理
5. データのわかりやすい提示

・e コマースの構築
1. e コマースについて
2. e コマースでの注文と決済について

・インターネット上での販売促進
1. 理想的な e コマース体験の実現
2. EC サイトにおける商品の宣伝方法
3. e コマースのためのリターゲティング

・海外への展開
1. 海外向けマーケティング活動
2. 新しい市場を見つける方法
3. 翻訳とローカライゼーション
4. 海外での広告戦略
5. 海外進出の際に考慮すべき点
6. 海外進出の際の技術的側面について
7. 海外のお客様に商品を届ける方法
==================

以上の内容です。

3.最終試験概要

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最終試験は全部で40問です。時間制限はありません。
40問中32問(80%)正解すると合格です。

私の場合、1回受けるのに30分くらいかかりました。
そして自分が受けたときは、動画の中で説明されていない応用問題も出たので「こんなの聞いてないよ~~」とびっくり。

わからない言葉については、復習の際に検索して理解してから再受験しました。

最終試験で不合格になると、すぐに再試験を受けることはできません。
再受験できるまでの時間がマイページでカウントされ、10時間後に再び受けられます。

ちなみにどの問題を間違えたのかは、はっきりとわかりません。
結果は「〇章 正解4/5」など、その章の問題のうち何問が正解だったかがわかるだけです。

再試験について、以前は3回までと決まっていたようですが、今はとくに制限はなく、合格するまで何度でもチャレンジできます。

(※2021年8月19日時点の情報です)

4.勉強の進め方

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Googleデジタルワークショップのページに行き、Googleアカウントでログインして始めます。

無料で学べるコースはこの3つ。

デジタル マーケティング(デジタルマーケティングの基礎を学ぶコース)
キャリア形成(自分のキャリアの発展や転職に必要なスキルを学ぶコース)
データ(プログラミングや機械学習の基礎などを学ぶコース)

この中から、自分の学びたいコースを選んで始めます。

勉強の進め方は以下のような流れです。(デジタル マーケティングコースの場合)

①動画を視聴しながら学ぶ
②テキストで学ぶ
③動画ごとに理解度チェックテストをする
④「実践しよう」のコーナーに取り組む
⑤章末問題に取り組む
⑥進捗状況を確認しながら進める

以下、1つずつ見ていきましょう。


①動画を視聴しながら学ぶ
1つのモジュールの中に、いくつもの講義動画が用意されています。
動画を視聴しながら、メモを取ったり調べたりしつつ勉強を進めます。

動画の再生速度を自由に変えられるので、自分に合った速さで進めるといいでしょう。私の場合は1.25倍速がちょうどよかったです。

②テキストで学ぶ
動画の下に「説明を表示する」というボタンがあり、そこを押すと動画で説明されれている文章がテキストで表示されます。

忙しくてゆっくりと動画を視聴できないときは、テキストを読んで勉強することも可能です。
私が不合格になったときは、このテキスト部分をプリントアウトして読みながら復習しました。

③動画ごとに理解度チェックテストをする
動画ごとに、学んだことを理解しているかどうかをチェックするテストがあります。間違えても正解まで何度もやり直せます。

チェックテストを終えたあとに出てくる解説は、学んだことのまとめが書かれているので、ここも読んでおくといいでしょう。

④「実践しよう」のコーナーに取り組む
チェックテストが終わったら、「実践しよう」というコーナーがあります。そこでは、

・学んだことに関する記事やツールの紹介
・実践することで知識が定着するような内容

などが書かれています。時間のある方やじっくり取り組みたい方は、実践することでより身につけることができるでしょう。

⑤章末問題に取り組む
章の最後には章末問題があり、その章で学んだことを理解しているかどうかを確認できます。間違えた問題を章ごとに復習しておくことで、知識の定着につながりますよ。

章末問題に全問正解したら、次の章に進みます。

⑥進捗状況を確認しながら進める
勉強の進捗状況は、円グラフで表示されるので、自分がどのくらい進んでいるかが一目でわかります。

私自身も「今日は〇%まで進もう」と、モチベーションにつながりました。

5.Googleデジタルマーケティング3つのメリット

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Googleデジタルワークショップサイトより画像引用


Googleデジタルワークショップを受けるメリットは以下の3つです。

①Google公式認定証が取得できる
②デジタルマーケティングの基礎を無料で体系的に学べる
③動画に出てくる具体例や解説が、わかりやすい

1つずつ、ご説明します。


①Google公式認定証が取得できる

合格したら、Google公式認定証が取得できます。
これは履歴書にも書けるので、就職または転職活動の際、デジタル マーケティングの基本を理解していることを証明でき、LinkedIn のプロフィールにアップロードもできます。

直接仕事につながるというよりは、この証明書があることで「学習意欲が高い」というアピールに使えます。

せっかく学んだことを、履歴書にも書けてアピールできる、というのは嬉しいポイントですよね。
私もさっそく自分のポートフォリオに記載しました。

②デジタルマーケティングの基礎を無料で体系的に学べる

Googleデジタルマーケティングコースの内容は、自分でブログを作って書いている私にとって、多少は知っていることがありました。
ただ独学で学んだので「ここはよくわかっていなかったな」というところが改めてわかり、きちんと学べたことがとてもよかったです。

初めてデジタルマーケティングに触れる人や、なんとなく知っているという人にとって、デジタルマーケティングの基礎を幅広く体系的に、しかも無料で学べるのはありがたいですね。

③動画に出てくる具体例や解説が、わかりやすい

デジタルマーケティングについて何も知らない人でもわかりやすいように、美容院や自転車屋、ネットショップなど身近な事例を使いながら説明してあるので、イメージしやすいです。

解説もとても丁寧なので、これまでデジタルマーケティングに触れたことのない初心者でも理解しやすく、安心して受けられます。


6.Googleデジタルマーケティングのデメリット


前述したように、初めてデジタルマーケティングに触れる人にとっては難しく感じる内容もあるため、途中で続かなくなることもあります。
また、忙しくてなかなか続けられないこともあるかもしれません。

SNSで進捗報告をしたり、一緒に学ぶ仲間を見つけたりすると、学習を継続しやすくなるのでオススメです。

私は毎朝、以下のようなツイートをしていました。「いいね」がとても励みになって、がんばれましたよ。


まとめ:ビジネスやキャリアのステップアップに必要なデジタルスキルを身につけよう

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Googleデジタルワークショップ2023年7月24日からはコチラ)の「デジタル マーケティングの基礎」コースについて紹介しました。

Googleデジタルワークショップは、デジタルマーケティングについてよく知らない初心者の方にオススメです。
とても丁寧に説明してあるのでわかりやすく、しかも無料。
自分のペースで進められるので、忙しい方でも取り組みやすいでしょう。

Google公認のワークショップなのも安心です。

マーケティングの基礎的な知識を身につけたい方や、今後仕事でマーケティングに関わる予定のある方は、受講してみてはいかがでしょうか。

2023年7月24日からはコチラ↓


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