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「20代で得た知見」を読んで

インスタで心に刺さる言葉を見つけて、その元をたどると「20代で得た知見」という本だった。
学校の図書館にあったので、読んでみることにした。

めちゃくちゃ項目があるけど、今日の私に刺さったのは2つ。

薄っぺらい合格体験記より、電話帳並みの不合格体験記

20代で得た知見 全二十代に捧ぐ 55の知見 29番より

たしかに、合格体験記なんてただの自慢話だなって気づいて。
それよりも不合格体験記を反面教師にして、というか自分に重ねて、いや自分だなって気づかせて、合格するにはどうすればいいかの学びを得る方が賢いなって気づいた。
資格試験を受ける前になると、学校側から合格体験記が送られてくる。過去の先輩はこうでしたよ、と。
だけど、合格したから過去のことを優雅に振り返れるんだって思ってたし、合格してる人の話は雲の上の話で、私にはできないって思って右から左だった。
だから、これを読んだ後、私はすぐに不合格体験記をネットで調べた。
あまり検索は引っかからなかったけど、とても勇気が出た。
不合格体験記を載せてくれた方々、ありがとうございます。

うるせえ。黙ってろ。
私は私の好きなように生きる。おまえもおまえの好きなように生きて死ね。

20代で得た知見 156. 我々が言うべきただ一つの台詞より

私は結構周りを気にしがちな性格なので、この言葉はすごく刺さった。
なんなら、この本を読んでるとき、いやまさにこの言葉を読んでるとき、私の後ろを通った男子2人組がこそこそと話しながら笑っていた。もちろん私のこととは限らないんだけど、自意識過剰だから、どうしても反応してしまう。だけど思った。
「うるせえ。黙ってろ。」と。
まあ、今までの私なら、私がこんな立派な本を読んでごめんなさいね、、とかなんとか、絶対向こうは思ってもないようなことを勝手に想像して、自分を卑下していたんだけど、この言葉ってすごい。

「うるせえ。黙ってろ。」

自分が下の立場になることはなくて、ごめんなさいって思わなくていい。対等でいられる。
私も好きなように生きるから、あんたもそうしろ、だから口出しすんな。
最近、色々言ってくる人がいて、疲れてたから、言ってやりたい。。
「うるせえ。黙ってろ。」って。
たしかに、向こうが口を挟んできたところで、私の人生に責任は取らない。きっと言ったことも忘れてるだろうから。私になんて感心持つな、くらいに思っとこ。多分、この言葉を浴びせたくなる人って、その程度の関係ってことだから。

「20代で得た知見」には色んな名言があり、若気の至りだろうか、今の精神状態だろうか、いやはや作者の素晴らしさだろう、心にグサグサ刺さった。
旅が、家出が、したい。。いや、家出はやめておこう。

20代のうちに、この本に出会い、この本の言葉に触れることができて良かったと思う。30代になってこの本を読み返したとき、どんな風に感じるのか、きっとまた違う感性で読むんだろうなと、刺さる言葉は違うんだろうなと思う。だからこそ、この今読んで、心の奥底にこの本をとどめておくことができたのは幸せなことだと思う。

なんにせよ、読後に行動に移さねば意味がない。まずは、あいつに会ったときに言ってやるんだ。「うるせえ。黙ってろ。」って。

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