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歯周ポケットは横磨き 歯間は縦磨き

◆歯周病は他人事ではない

「自分では自覚できず、他人から注意もしてもらえない」
それが口臭です。

口臭は食べ物や内科の病気も関係していますが、
なんといっても歯周病が大きく影響しています

虫歯は、歯を表面から少しずつむしばみますが、
歯周病は、歯の根元から一気に歯を持っていきます

20歳までは虫歯に気をつけなければなりませんが、
20歳から心がけるのは歯周病でしょう。

歯周病は60歳くらいの人がなると思っていましたが、
30歳くらいからなり始め、40歳から歯が抜け始めます

60歳になると、むしろ歯周病は減ってゆきます。
なぜなら、歯が抜けてしまったからです。
なんと、恐ろしい話でしょうか。

◆歯周病とは

そもそも、歯周病とはどんな病気でしょうか。

歯周病は「歯ぐきの病気」です。
歯ぐきに細菌が感染し、細菌が増えて、
歯と歯ぐきが死んでしまうのが歯周病です

歯はあごの骨から生えています。
言い方を変えると、あごの骨に突き刺さっています。
歯の根元とあごの骨を、覆って守ってくれているのが「歯ぐき」です。

口の中は、「栄養」「温度」「湿度」の細菌増殖の3拍子がそろっています。
わずか数時間で細菌はわんさか増え、
その細菌の塊がプラーク(歯垢)です

自分の歯垢を顕微鏡で見てみようと思いましたが、
ショックでトラウマになりそうでやめました。

歯周病の予防は、プラークをいかに減らすかにかかっているでしょう。

◆小刻みな横磨き

プラークを減らすには、なんといってもブラッシングです。
プラークは「歯と歯ぐきの間(歯周ポケット)」「歯と歯の間」にこびりついています。

「歯周ポケット」のプラークの取り方は、
歯ブラシの先を、歯と歯ぐきの間に向けて当て、
小刻みに横に動かすと結構とれます。

そのことは、「口臭の原因はプラーク 対策はブラッシング」の記事で述べました。

しかし、この方法では、「歯と歯の間」のプラークが
今一つとれないことに気づきました。

時間をかけて念入りに磨いたにもかかわらず、
フロス(糸ようじ)で歯と歯の間をこすると、
まだ、多量のプラークが残っていることがあります。
しかも、その場所の間は決まっているのです。

どうやら歯間は、横磨きでは太刀打ちできないようです。

◆歯間は縦磨き

フロスを使えばよい、と言えばそれまでですが、
ブラッシングでなんとかならないかと工夫してみました。

「上の歯は上から下に 下の歯は下から上に」
大昔の、歯磨きのキャッチコピーを思い出しました。

歯と歯の間に歯ブラシの毛先を入れるようなイメージで、
上の歯は上から下に、下の歯は下から上に、縦磨きをしてみました。

すると、口の中にプラークの味が広がり、
「プラークがとれた~」と実感できました。
歯間は縦磨きが有効!と感動した瞬間でした。

重ね重ね、フロスを使えば済む話なのですが。
フロスは面倒で・・・。
楽な方法を模索してみました。

参考文献
ブログ「歯の悩みをゆるっと解説」:https://ina-zone.com/

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