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座ると寿命が縮む

『座っている時間が長いほど死亡リスクが増加する』

「座りすぎ」問題は最近メディアでも注目されるようになりました。

小山晃英先生(京都府立医科大学)の研究成果が2021年6月14日発刊の「Journal of the American Heart Association」に掲載されました。
「座っている時間」と「死亡」の関係について、約6万人の日本人を7.7 年間追跡したデータです。

それによると、座る時間が2時間増えるごとに、死亡リスクは15%増えていました
生活習慣病を持っている人は、脂質異常症で18%、高血圧で20%、糖尿病で27%、死亡リスクが増加していました。

(小山晃英先生の資料より)

◆立って描く漫画家も

漫画家は年がら年中、座って漫画を描いています。
医学的には極めて不健康な職業です。

ところが、NHKのテレビ番組『漫勉』に紹介された柏木ハルコさんは、
立って漫画を描いています。
最初は立ったり座ったりでしたが、ここ5~6年は立ちっぱなしだそうです。

(柏木ハルコさんの漫画『健康で文化的な最低限度の生活』より)

◆立ち仕事グッズ

座る仕事の人は、どうすれば良いのでしょうか。
机の高さが上下して、立っても座っても仕事ができる
『スタンディングデスク』があります。
電動式に上下する机も2万円台であります。

スタンディングデスク

机までは買えないという場合は、机の上に置ける卓上タイプのものも
9千円台であります。

卓上スタンディングデスク

実際、そのような机を使っている職場もあるようです。

私も自宅で立って作業をしようと、家にあったスチールラックを、
高さを調節して使っています。

スチールラック

『執筆工房』と名づけ、このブログもそこで書いています。
最初はしんどかったですが、半年すると慣れてきました。

将来の夢は、病院でも立ったまま診察することですが、
おそらく「夢のまた夢」でしょう。

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