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執筆奮闘記 5 読者は誰か

◆3通りの読者

文章を書くにあたり、「読者は誰か」と考えてみたところ、
3通りの対象に気づきました。

1.医者
2.患者(病気で苦しんでいる人)
3.一般読者

人数で比較すると、医者 → 患者 → 一般読者の順に多くなります。
つまり、3段のピラミッド構造です。

◆3通りの伝えたいこと

一方、私の持っている知識量はというと、逆ピラミッドです。
つまり、医者に発信したい情報はたくさん持っていますが、
患者や一般読者に伝えたいことは、それほど多くありません

後輩の皮膚科医へ伝えたいことは山ほどあります

・病気の見つけ方や検査方法。
・誤診しないコツ。
・見落としてはいけない病気。
・どんな時にどんな薬を使えばよいか。
・手術でヒヤッとしたこと。
・治療の裏ワザ。・・・などなど。

患者さんに対して訴えたいことはというと、次のことです。

・早めに病院に来てください。
・言ったとおりに薬を飲んでください。
・定期的に検査を受けてください。
つまり、「病院に来て指示どおりにしてください」ということです。

では、一般読者に何を伝えればよいのか
患者は病院に来た人ですが、一般読者は健康な人です。
そんな人の知りたいことに、下記の3つが考えられます。

・病気にならないには、どうすればいいか(予防)
・どんな時、病院へ行かなければならないのか
・病院に行く前の、自分でできる応急処置

◆「病気の専門家」から「健康の専門家」へ

医者は「病気の専門家」であって、「健康の専門家」ではない
揶揄やゆされることがあります。

医者は来院された病人を診るプロではありますが、
病院に行かなくても済む方法については、
一般人の方が詳しいという皮肉な現象もあります。

圧倒的多数の人の関心事は、「どうすれば老いないか」
「どうすれば病気にならないか」
でしょう。

そんな人にに、役立つ情報を発信できるプロになりたいと、
「アンチエイジング医学」「予防医学」に興味が沸いてきました。

◇ 天然ですが、どこか憎めない「花まる先生」
  少し、人気が出てきました。


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