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加藤です。知っておいて損はないはずです。

今日は歓楽街を散策した。以前から通り道として横目で見るのを楽しんでいたのだが、とうとう本格的な散策に乗りだした。

「お兄さんおいで!」「寄ってって!兄ちゃん」「止まってよお兄ちゃん!」「お兄ちゃん!」「お兄ちゃん!!」

生き別れたのか...?
そう思わざるを得ない量のお兄ちゃんを全身に浴びながら30分ほど歩いた。

加藤の財布には600円弱しか入ってないとはつゆ知らず、血眼になって勧誘する姿は何かしらのことわざになってもいい程には滑稽だった。
ざまあみろ。俺は600円も持っていない。

通行人への呼びかけは基本決まっているらしく、「おいで」とか「可愛い子いるよ」といった陳腐なボキャブラリーばかりだったのだが、何分か
歩いてるとかなり強い語気で「呼んでるよッ!!」と言われた。
高校時代バイトで洗い物に集中しすぎて店長に怒鳴られた時のことを思い出し、気分が悪くなって家に帰った。
ピンクな街でブルーな気持ちになってしまった。

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