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少子化の原因の一つは「大学が多すぎること」!!

 日本の少子化についてまた書きます。

 日本人がなぜ子供をあまり作らなくなったのかの一つに、経済的な問題があります。「子供を一人育てるのにいくらかかると思ってるんだ」というやつです。

 でもこれって、「大学まで行かせること」を前提とした考えですよね。もしこれが、「うちは高校までで良い、小中高と公立で、高校を出たら就職するんだ」と思っていたら、そんなにお金はかかりませんよね。

 実際、社会に出てから使う知識なんて就職してから学ぶことの方がはるかに多いんだし、全ての企業がそんな特別な知識を全ての学生に求めているとも思えません。だったら現実的には、高卒で就職したって(少なくとも学業的な意味では)そんなに困らないんですよね。だったら普通の人は高卒でいいじゃん。

 でもなぜこんなにみんな大学へ行くのかというと、(順序が逆かもしれないけど)「大学がいっぱいあるから」です。みんなが大学に入れてしまうからみんな大学へ行く、だから自分も大学に行かなきゃ、という同調です。

 でも本来、大学ってのは知能的に上位1~2割の人が行けば十分なところのはずです。ざっくり言うと、偏差値65以上の人が行けばいいんです。だからそもそも「奨学金が返せない」なんていうのも的が外れた話で、そういう成績が取れる人がお金がなくて困っている場合のみ、返さなくていい奨学金を貰えばいいんですよ。本来、奨学金ってのはそういうものでしょう。

 だから大学は減らしていい。体育大、医療大、看護大、農業大、などは自治医大のように卒後の労働で学費を返すコースにして、あとは現在ある国立大学、プラス20校くらいでいい。大卒の割合としてはそれくらいが社会的にも丁度いい比率ではないかと。

 あともう一つ、高卒で社会に出ると社会人が早く始まるので、20代の前半から結婚が視野に入り始める。すると若いうちに子供を作り始めることができるので、何人も子作りできる。で、その子供も高校まで出せば良いのだから、経済的にも困らない。

 それが、社会として普通のあり方ってことです。みんなが大学へ行くというのは社会としては不自然で、つまり普通の人の身の丈には合っていないことだから、みんなヒイヒイになってしまうんです。

 ということで、少子化対策には「大学を減らす」のが良いというお話でした。



 


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