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智恵子抄の朗読で介護予防の口腔体操。

智恵子 は東京に空が無いといふ、 ほんとの空が見たいといふ。

昨日の口腔体操は智恵子しょう朗読。(前回の記事の続きです

休みがちなOさんだが、来てくれたので智恵子抄一緒に読みましょう!と言ったら嬉しそうに笑った。

「この詩のどこ好きですか」と聞くと

「光太郎さんがね、智恵子の言うことを馬鹿にしなかったから。

ふつうね、ほら、怒るでしょ。でも妻の言うことをちゃんと理解してあげてたの。」

彼女は話しているうちに涙した。

今の彼女の感じていることと繋がって感極まったのだろう。

「のろい、おそい、」と言われる悲しさ。

自分の体が言うことを聞かなくなる悔しさ、むなしさ。

みんな、なりたくてなったわけではない。

それを一番身近なひとにわかってもらえない悲しさ。

智恵子と光太郎の関係は彼女の憧れなのだろう。

彼女がまた涙して気持ちを表出してくれたのがうれしかった。

一緒に泣いた。

「光太郎さんのそういうやさしさに気づく、Oさんのその感性が素晴らしいとわたしはおもいます(^^)。」と伝えた。




ジェニファはいふ。東京にも意外と空はあるといふ。


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