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花瓶の話をはじめます。#4 バルブベース編

バルブベース って聞いたことありますか?
球根の水栽培に使うことのできる花器です。

口の部分に皿のような広がりがあり、球根を支えてくれます。球根の下の部分を水につけておくと根が生えてきて育てられる、というもの。
よほどのお花好きの方でない限り、水栽培専用の花器は用意しないと思います。

でも、もしお手元に 口がゆるっと広がったエリンギのような、キノコのようなフォルムの花瓶があったら、それはバルブベースかもしれません。
意外と便利で、自宅では前回のシリンダーベースの次くらいに出番が多い花瓶です。

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バルブベース
素材:ガラス

バルブベースの良いところ
・頭が大きめの花材でもいけやすい
・球根、切花、どちらも楽しめる

バルブベースの悩みどころ
・口が小さいものは、洗いづらい

バルブベース種類いろいろ

一言でバルブベースといっても、フォルムは様々。
今回は、私自身のエピソードを交えてご紹介していきます。

初めて購入したバルブベース。
ヒヤシンスの球根とセットで買いました。
ヒヤシンスの花が、濃い目の赤紫とのことだったので、花色と合わせて選んだ色。

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水栽培以外では、ほとんど出番がありません。
はじめての水栽培、残念ながら立派な花には育ちませんでした(笑)

2番目に買った これぞキノコ型、クリアのガラスベース。
一番活用しています。

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切り戻しで長さが無くなってきた花を飾るのにちょうど良い。
ボトムが広がっているので、茎を軽くスパイラルで束ねれば、けっこうな量が入ります。1~数本でもそれなりの雰囲気に。

最後に、球根の受け皿が取り外せるタイプ。

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パセリとバジルを水栽培しようとした時に探して買ったものです。
苗を用意して、土を洗い流して、水につける方法なのですが、根がたいそう密だったため、必然的に大きなサイズを選択。
今では皿はしまわれて、ほぼ普通の花瓶として使っています。

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オススメは、口の受け皿の部分が、瓶の部分に対して小さすぎないもの。
球根栽培のオフシーズンに、花瓶としても使いやすいです。
受け口の部分が花材を支えてくれるので、好きな位置で留めやすく、少し大きめのボリュームの花材でもいけやすい!

サボテンの水栽培もできちゃいます

水栽培できる球根が出回るのは秋頃から。
年中楽しむなら、多肉植物や、サボテンの水栽培がおすすめです。
水栽培の方法は、こちらのサイトで分かりやすく紹介されています。

水栽培用の花器は、ペットボトルのDIYで、それらしい器は作れるのですが、#1でもお話したように・・・せっかくなら!
花を飾るということは、器も含めての行為、風景だと思うのですよね。

次回からは「素材編」始めます

まずは特徴的な花瓶の形についてお話してきましたが、自分にとって心地よく使える花瓶は人それぞれのはず。
花のある暮らしのパートナー、花瓶と仲良くなっていただけたら嬉しいです。

次回からは、素材をもとにしたお話をはじめてみたいと思います。


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