見出し画像

プレイヤーがオーガナイザー

今回はHANAIというプレイヤー…現役ダンサーがイベント主催していて感じた事について語っていこうかな…

僕のイベント制作を深掘りします。

言うておきますが議論したいわけでもないので、あくまでも自分がやってきて感じた意見です。
誰の何かを批判したいわけではないので、その辺をよろしくお願いします。

1999年(21に主催した「CASE METHOD」ってSHOW&DJ TIME EVENTがオーガナイザー デビュー戦。


近年感じる気になるポイント。

・イベントの数とダンサーの数
・開催する理由
の2点。


イベントの数とダンサーの数

たくさんのイベントがあります。
これはとても良い事です。
自分も開催してる側なので、様々な変化に敏感です。

だけど参加者が少ないイベントもよく聞きます。
ではダンサーが減ってるの?と思うけど増えてるハズです。
何に問題があるのでしょう?

まずダンスイベントが"参加者"をターゲットにしてる事。
当たり前の様に思えますが、ダンス以外のイベントは"観戦客"がターゲットです。

キャスティングが似か寄る。
内容が類似している。
…が原因だと思っています。


ダンスに個性を求めるのにイベントに個性がない!


それだけではない事もわかってますよ。

全体的に似ている。単純に飽きてるのでしょう。
そして"次"がある…という事も大きいかと。
"次"とは、一つのイベントの"次"というだけではなく、別のイベントへの参加も含めた"次"です。

モチベーションが合わない。
その場その時のモチベーションで動いてる人もたくさんいるので、ハイレベルなBATTLEに興味がない。

SNSを使った告知が主流になってきて告知のやり方が簡単な様で難しくなってきた。
告知はそこそこしていても、ターゲット層の受信チャンネルと合わない。
誰が拡散するのか、投稿時間、キャストの協力…


開催する理由は?

「ただやりたいから」
「稼ぎたい」
「シーンに足りないものがあるから」 

自分がやる理由は「足りないものがあるから」です。
でも稼ぎたい(笑)
…自分のイベントじゃ無理だ(笑)


自分がオーガナイズしている&していたイベントは…
・SOOS
(現在も開催してます)

・CASH MONE¥
(今年3年振りに開催予定)

・エーバーサス
(現在休憩中)

・アニチリ
(2ヶ月に一回開催中)

・BREAKDOWN GAMBL
(2019年からスタート)


SOOS
STYLE OF OLD SKOOLの略。
スタートしたのは2006年。当時ではあり得なかったLOCKINが主体のSHOWCASEイベント。
2006年にスタートし大阪、京都、神戸、名古屋、金沢、東京、千葉、札幌、福岡、鹿児島…
そして中国は青島、西安、上海。
台湾の台北。
マレーシアのクアラルンプール。

時代、場所によって内容を適応させながら15ヶ所で開催歴があるイベント。

画像1


CASH MONE¥
LOCKIN 1vs1 BATTLE、2014年にスタート。
当時、僕がBATTLEイベントに対して思ってた事と周りの活躍しているダンサー達の意見を反映して作ったもの。
JUDGE、DJ、MC…キャスト陣が全て現役のLOCKER。

賞金を100,000円に!
お金じゃない…でも、お金いるんです!!
お金が無いと出来ない事が多いんです。
ダンスシーンに遠征は付きもの。遠征して得る物が"経験"と"仲間"…
「そろそろもう一つ!」と思いまして。

JUDGEが5人、これから背負っていく人達。「自分ならこう踊る」と思いながら心躍らせて見てくれる人達にオファー!

BATTLEを世代で分ける。
vol.1〜5は、「U-18」と「OVER AGE」
vol.6は「KIDS」「JUNIOR」「YOUTH」「OVER AGE」
vol.7は「U-25 MEN」「U-25 WOMEN」「O-26 MEN」「O-26 WOMEN」
最後はチャンピオン同士がBATTLEでチャンピオンofチャンピオンを決めます。
なぜ世代でカテゴリー分けしたのかも沢山の理由がありますが…
長くなるので(笑)

CASH MONE¥は、本当に盛り上がりました。
エントリー開始して半日で上限の200人が埋まるという、今では考えられないLOCKIN BATTLEでした。

画像2



エーバーサスアニチリはアニソンなんで今回は語りません。
機会があればそのうち。


BREAKDOWN GAMBUL
これは去年に始めて、まだ一回しかやってませんがFUNK BAND「Heartful☆Funks」さんと僕のチーム「GOOD GOOD GROOVIN」とで作るDANCE LIVEです。

画像3


て、感じで試行錯誤して打ち出してます。
今ならありえるイベント内容なのかもしれませんが、当時は無かったんです。

継続していく中で時代に合わせて変化させながら。

ソフトを変えながら…
それでも追いつかない場合はハードもアップグレード(近代改修)して。

画像4


時にはダウングレードも。

画像5


「流行を気にしながら流行も作る」



BATTLE EVENT、過去の経緯で言うとCASH MONE¥の場合。
イベントに参加してくれる人達で多い年齢層13〜25歳。
予選通過平均年齢25〜30歳後半。
ハイブランドイベントになると過半数関西圏外の遠征勢のエントリー。
中には海外勢も。

あたりまえですが予選落ちする人の方が多いわけです。
ほとんどの人が45秒のためにエントリー費3,000円前後払ってるわけで、遠征勢なら…交通費、宿泊費もバカにならないですよね。
予選落ちする皆への満足度と、
予選突破するであろうキャリア組が最大のポテンシャルを発揮できる場所。
それを一生懸命に考えました。
考えましたが、自分も出てないと分からない事の方が多いのです!
出てない人が何言おうが、分からないと思います。

愚痴をふくめた他愛もないことを言い合える仲間と場所。
負けたときは悔しいし面白くないので帰ろうかと思うんですが、皆んなでワイワイする場所があれば楽しいんです。
傷の舐め合い(笑)

バーカウンターやバックヤードの有るか無いか…が会場選びの優先順位上位に入ってきますね。
*会場近くのコンビニ前にたまって苦情来ない様に(笑)

キャリア組の満足度
音楽とハイレベルなDANCE BATTLE。
ここを意図的に操作するのは難しいですが、オーガナイザーの信頼度によるでしょうね。

メインターゲット年齢層の18歳から25歳くらいかな?
こことオーガナイザーの年齢がひらけば開くほど信頼度は薄れてきます。
いや関心が薄れてくるんです。
絶対に。


この様なことを感じてきました。

どんなに偉い人が、キャリア積んでる人が、年齡上の人が何を言おうが変わらないものは変わらない。
それでも、
ダンサーというプレイヤー兼オーガナイザーは試行錯誤を止めてはいけない!
そしてダンスシーンの核となるイベントへのエスコートも忘れてはいけない。
と思う今日この頃。

画像6

今回の投稿の中で語れなかったのですが、
・フリーランスとして
・マーケットはどこ?
って内容も、イベントに関わってくる内容だと思いますが、また今度。


それではまた。ありがとうございます。

記事&動画が気にってもらえたらサポートの方もお願いします。 更なる記事&動画配信の経費として活用させていただきます。