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女性活躍を支えるコミュニティの役割

「女性活躍」「女性管理職」などジェンダーレス時代において「女性」を区別するのは古すぎるというご意見も聞かれるようになりました。しかし「女性」の枠を取り払うのは言葉だけの問題ではなく、それまでに積み重ねたものが多ければ多いほど困難なものであるように思います。

私が「女性ITエンジニア」と表現する背景

私がITエンジニアとして働き始めてから27年になりました。近年はこの業界でも女性の活躍が増えてきたと感じるようになりました。しかし、かつては、この業界にいる女性は本当に希少な存在でした。

1. IT系外部研修の参加者に女性はほとんどいない
 入社後すぐに参加した外部研修は、40人のうち女性は2人だけでした。
 男性ばかりの教室でもう1人の女性の参加者とお昼ご飯を食べたこと
 が記憶に残っています。
2. ビジネスイベントの登壇者に女性を見たことが無い
 海外企業のカンファレンスでも女性は見たことが無かったと思います。
 初めて女性の登壇者を見たときに、とても感動した覚えがあります。

女性ならではのライフイベント(出産など)や、男性が多い業界の中で経験を重ねてきた人にとって「女性」というのは、意識したいわけではないが、意識してしまうアイデンティティの一つなのではないかと感じます。

女性の学びをささえるコミュニティ

VUCAの時代と言われるようになり、私も社外へ目を向けるようになりました。最初に参加した勉強会は「女子」とつくものでした。「女子」というカテゴリを設けることで、飛び込むハードルがとても下がるのだと感じました。確かに男女の関係無くスキルを伸ばし、活躍をするということは大切なことです。しかし、このような女性を支えるコミュニティがあることはとてもありがたいことだと感じました。以下のようなイベントやサービスにも注目しています。

Women Developers Summit(ウィメン デベロッパーズ サミット)
女性エンジニアの学びと活躍を応援するカンファレンス
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20211117

『sister』
女性のロールモデルが少ないIT・Web業界に特化した女性向け(自認も含む)キャリア/スキルシェアサービスです。
https://www.sisterwith.com/

人を元気にするコミュニティ

「オンラインのもくもく勉強会」に参加してみて、その居心地の良さにもっと早く参加していたらよかったと後悔しました。
アラフィフのおばちゃんなんていないんじゃないのかしら…と不安に感じていたのですが、全く意味の無い不安でした。参加されている方々は皆さんがお互いを尊重した話し方で、他の参加者の方から学ぼうとする意欲や向上心があふれていました。参加しただけでポジティブなエネルギーを浴びた感覚で、ウキウキした気分になって終了しました。

企業や学校など所属する組織の枠を超えて安心していられる。こういったコミュニティが人を支え、社会を作っていくのだと強く感じました。

この2年でオンラインでつながる機会はずいぶんと増えました。リアルには無い手軽さもその普及の一つだと思います。この機会に時間とITツールを使って自分にあったコミュニティをみつけてみて欲しいです。