見出し画像

【取材後記】10Xさんに「組織のスループットを最大化する方法」を伺いました。

みなさま、こんにちは!SELECK編集長のやまもと(@hanahanayaman)です。気がついたらもう、10月。すっかり秋になってきましたね🍁

本日の記事をおとといの夜に流し込み(データ入稿)していて、思わずこんなツイートをしてしまったのですが、ありのままの心境が伝わるかなと思い、共有します。笑 

今回の取材もめっちゃ楽しくて、学びが多かった分、どのように書けばこのエッセンスが読者さんに伝わるだろう…と執筆は超くるしかった。笑

でもぜんぶ伝えたい!!!という気持ちで書き上げたら、SELECK規定の文字数を大幅にオーバーしてしまいました。たまにやっちゃうよね←

それだけ内容が濃く、エッセンスの詰まった本日の記事が、こちらです!

10Xさんは、開発不要でネットスーパーを立ち上げ可能なプロダクト「Stailer」を今年5月にリリースした、いま大注目のスタートアップの1社。

1年半くらい前に、献立アプリ「タベリー」のTwitter運用について取材させていただいて以来、ずっと注目している企業です。もはやファン。笑

今回は「組織づくり」をメインテーマに、バリューを体現できる環境づくりやコミュニケーションの工夫、課題への向き合い方など、たくさんお話を伺いました。めっちゃ学び多かった〜本当にぜひ読んでいただきたいです。

では早速、取材の背景からお伝えしていきます!

1. 取材の経緯

個人的に、CEO矢本さんのTwitter(@yamotty3)をよく拝見している私。

そんな中で、緊急事態宣言に対する働き方の方針やその実験内容に関して、矢本さんが発信するツイートを何度か見かけることがあり、なにか取材できないかな〜と前から思っていました。

↓たとえば、5月にはこういうツイートをされていた。

なので、もともとは「withコロナにおける働き方の実験」みたいなテーマで取材を考えていたんですね。

でも、10Xさんのブログを読み漁るうちに、リモートワーク云々ではなく、その根底にある「組織づくりの哲学」を感じ、よりコアなエッセンスを読者さんに伝えたい!と思うように。

特にこのブログ、すごくよかったです。
👉代表・矢本が目指す「10xな事業と10xな組織」とは?

こちらのブログのなかで、矢本さんが「バリューは組織のOS」と語られていたのにすごく共感しました。

ミッションの実現をめざす上でどう行動すべきかの判断基準となるバリューは、まさに組織のOS。そして、そのOSを機能させる10Xさんの仕組みが秀逸…!

ということで、組織づくりに対する思想と施策のセットで、ぜひ詳しくお伺いしたいと思い、取材させていただくことになりました。

2. 組織のOSである「バリュー」をいかに機能させるか

記事本編に、伝えたいエッセンスはかなり詰め込んだので笑、このnoteでは主題を改めて提示したいと思っています。

特に伝えたいのが、今回の話って、バリューの策定でも浸透でもないんですよね。かつ、単なる情報共有やコミュニケーションの話でもない。

話の核心は、バリューが組織のOSとしてきちんと機能するには、どうすればいいの? というお話だと思っています。

そのポイントとしては、4つかなと。(10Xさんは4つすべて揃っている)

① 社員共有の価値観(=バリュー)を言語化する
② バリューを基準として人を採用する
③ バリューを体現できる環境を整える(←記事でフォーカスしたのはここ)
④ バリュー軸にそって人を評価する

まず当たり前ですが、社員共有の価値観の言語化から始まります。個人的にそのわかりやすさ・解像度が大事かなと思います。10Xさんの場合は「自律する」「背中を合わせる」「10xから逆算する」の3つで、特に前者2つが日々の行動に現れているそう。わかりやすくていいバリューですよね。

バリュー自体の質に差はあれど、ここまではどの会社も結構取り組んでいることだと思います。一方で、意外とできていない会社も多いのが②〜④。

よくあるのが、「バリューを作りました→浸透させましょう」という図式なんじゃないかなと。でも実は「浸透させる」って目的にしてはいけなくて、バリューが浸透する組織の状態をつくりにいかないといけないわけです。

じゃあ、具体的にどうしたらいいの? という問いに対して、記事には書ききれなかったけどご紹介したい矢本さんのお言葉がこちら。

浸透以前に、すべての行動をバリューで表現しているんですよ。例えば採用面接の時も、それぞれのバリューを持っているか判断するような問いかけが決まっていたり、人事評価制度も、バリューの発揮度で評価される仕組みをつくっていたりするんですよね。

すると日々、常にバリューを目にすることになる。つまり、あらゆるものがバリューで運用されているということ自体が、一番浸透に効くかなと思っていて。うちでは、いま一番クリアに使われている物差しなんです。

※取材音源を一部抜粋し、編集した上で記載しています。

まさに。本質的…!そういうことだよな〜と改めて思いました。

そして人事制度だけでなく、バリューに即した行動ができる環境づくりにこだわっていて、バリューがOSとして機能し得る所以がわかりました。記事本編では、そこを深掘って記事化しています。

↓チラ見せすると、こんなトピック扱ってます。

・Notionで「情報の地図」をつくり、仕事と人の情報を共有
・Slack+Google Meetで、チャットで完結させないコミュニケーション
・週1のオフィスデーで、インターナルコミュニケーションを最大化
・組織づくりで大事にしている2つのこと

NotionとSlackを使ったコミュニケーションの方法から、週1日のオフィスデーまで、かなり具体的で参考になると思います。ぜひご一読ください!🤲

記事はこちら👉 神は「順序」に宿る。10Xの、バリューを軸に組織のスループットを最大化する方法

3. さいごに

なんかもう名言溢れる取材だったのですが、随所に矢本さんの「組織に対する哲学」を感じました。特に最後のところとか。「神は順序に宿る」かっこいい…!

このお言葉も、本当にそうだなと思いました。採用ってめちゃくちゃ大事。

組織づくりは、一度失敗したら後戻りしづらかったり、それによるロスってものすごく大きいと思うんですね。

10人のスーパースターを採用するよりも、例えば1人の全くカルチャーが合わない人を採用したことによる全体のスループットの低下、といったミスの方が大きな影響を及ぼすと思っています。

内容と関係ないけど、個人的には、矢本さんから取材中にとびきりの笑顔をいただけたのが嬉しかったですw(CEOレビューに「怖がられる」という一面も書かれていましたが、お会いするとお話しやすい方です。笑)

10X_矢本様.005

10xを創る仲間を集めるため、採用強化中!とのことですので、気になる人はぜひチェックしてみてください👉 https://10x.co.jp/recruit/

スタートアップで組織創りのレベルがここまで成熟してる企業ってあまりないと思います。今後もとても楽しみ。矢本さん、ありがとうございました!

では、今回はこの辺で。またお会いしましょう〜✍️

====

▼SELECK編集部マガジンです。よければフォローお願いします🙏

▼SELECK公式SNSです!よければフォローお願いします〜🤲

Twitter:https://twitter.com/SeleckOfficial
Facebook:https://www.facebook.com/seleck0525/
Instagram:https://www.instagram.com/seleck_official/
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40500jpnog

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!