悪徳介護事業者に気をつけろ。
この3ヶ月、介護事業者とのトラブルに悩まされて来た。
老人介護は色々な事業所が絡み合いケアマネージャーが監督している為、おいそれと不正ができなくなった。
しかし障がい者介護は野放し状態だ。
9月から体験入居で10月から入所できるとのことで、利用した事業所があった。
体験入居は年間何十日までと決まっている。助成金も入る。
そこで私の市の担当者や計画相談事業者が、何度も「大丈夫ですか?こんなに体験入居日数を使って、もし本入居出来なかったら困りますよ」と確認してくれていた。
もちろん私も確認して「何の問題もないですよ」と言ってもらって安心していた。
体験入居があと3日になった日に、突然「本入居はできません」と連絡が来た。
驚天動地。頭が真っ白になった。
入居できる予定で、色々予定を組んでいたのに!納得できない。
何度も問い合わせた。
その度に言う事が違う。矛盾だらけ。
終いには着信拒否されたらしく、電話が通じなくなった。
一部始終を見ていたヘルパーさんが電話してくれた。
すぐ繋がった。
どんなに信用できそうな事業者でも一本化するのは危険だ。
複数の事業所が入っていると違う視点から助言をくれることもある。
誰か一人に依存したい気持ちは分かる。一番楽だからだ。
でも危機感を持って誰とも丁寧に付き合うのはとても大切。
いざ困ったときに思わぬ助けを得るからだ。
市の担当者や計画相談事業者も何度も聞いたが、その都度言っていることが違う。話にならない。
貧乏なシングルマザーは、どんなに踏み躙ってもいい。どうせそれ以上何も出来ないから。と共通認識があるようだ。
長年の経験から、話にならない相手とは法に則って裁いてもらうしかない。と実感している。
そこで「調停を申し立てます」と通告した。
脅しではない。本当にやる。
そこまでくると相手方は市役所に出向き、相談したようだ。
自分に都合の良いことだけ話したと思うけど。
「今日市役所で相談したけど、こういうことでした。詳しくは市役所で聞いてください」と連絡がきた。
市役所の相談で解決する話じゃないだろ?こちらは裁判所に申し立てると言ってるんだから自分或いは弁護士立てて解決しろよ。
数ヶ月後、実費分の請求書が届いた。約6万5千円。
随分高いと思ったが、すぐに振り込まず3週間放置した。
何か言ってきたら現金で支払おうと思った。
そのくらいの現金は手元に置いてある。貧乏人だと思ってバカにするな。
今日また請求書が届いた。
「行政からの家賃補助が出たのと一日当たりの単価が減額できたので、お手元の請求書は破棄して下さい」だって。
約4万6千円。
2万近くも減額されている。
やっと理解できた。
この事業者は「体験入居の後、本入居できると匂わせて莫大な補助金を掠め取っているということが。最初から詐欺だったのだ。
そして「実費分の請求を振り込ませて、後から補助金申請して差額も掠め取っている」ことも。
弱者につけこんで中抜きする貧困ビジネスが横行していると聞いていたが、まさかこんなに身近にあるとおもわなかった。
少額とはいえ支払ってしまうと、悪徳事業者に手を貸すことになる。
支払ってしまう家庭には多分少額ではないはずだ。
納得できないことは疑問を呈してもいいんだよ。
とても勇気がいるけれど、勇気はタダだ。
一生喰い物にされる人生なんて嫌だと思わない?