少ないリソースで腱鞘炎に挑む
こんにちは!柔道整復師の花上雄介(はなうえゆうすけ)です!
※この記事はサービス終了した「リアル物理療法マガジン」の記事です。記事内容に「リアル物理療法マガジン」という表記がありますが、現在はサービスを終了しております。
腱鞘炎。
日常でも起こりやすい痛みですね。病院などでも相談が非常に多い症例だと思います。
今回はその中でもドケルバン病について絞って考えていきたいと思います。そして、手をかけず、時間をかけず、お金をかけず、どこまでのことができるのか?について一緒に考えてみましょう。
そして、可能性について考えてみましょう。
あなたは、物理療法を学びたくても
「うちの治療院はお金ないからすぐに機械なんて買えない」
「雇われだから物理療法機器なんて自分で買えないから勉強しなくていい」
と思っていませんか?
そんな人には是非読んでもらいたい記事です。
その前に。タイトルにある「リソース」という言葉の説明からさせていただきます。
リソースとは、資源という意味です。資源といっても様々なタイプがあり、
・人
・物
・お金
・時間
といった形で、様々なタイプがあります。
例えば1人治療院の場合を考えてみましょう。
①人
1人しか施術者はいません。あたりまえですが… 人のリソースとしては1人。1人に対して行える施術は1人ですね。
②物
物理療法機器の種類が増えるほど様々なことが出来ます。基本的には、1人治療院で1人に対してしか施術を行うことが出来ませんが、物理療法機器があれば、複数人同時に施術を行うことも可能になります。
2台治療機があればリソースは2。2人同時に施術を行うことも可能でしょうし、1台で2チャンネルあればもっとリソースは増やせますよね。
③お金
いきなり高い機器が買えるだけの財力があれば、いくらでもリソースを増やせます。人を雇うこともできるし、物理療法機器を更に追加することもできる。ただし、基本的にはいきなりそんなにたくさんのお金リソースを持っている人は…少ないはずですよね。
④時間
1人の患者さんに対して施術をできる時間は決まっていますよね。時間は1時間60分。これはどうあがいても増やすことは出来ません。ただし、人、物、お金のリソースを増やすことができれば、時間リソースも有効的に活用できるようになります。
なんとなく、イメージは湧きましたか?
今回は物理療法機器を用いて、
・少ない人員で
・極力院にあるもので
・あまりお金がかからずに
・時間を効率化する
事を目的とした物理療法機器の利用法をお伝えします。
だからこそ!お金がなくても、今あるもので、すぐにできる物理療法をマスターして、明日から使える物理療法を習得してください!!
1.腱鞘炎はなぜ起こるのか
2.物理療法機器で目指すものは?
3.最善なのはどれか?
4.現実的にアプローチをするには?
5.具体的な通電方法の1案
結論から言いますが、使用する物理療法機器は「微弱電流」と「低周波治療器」です。
あくまでも、これは少ないリソースで行う場合に関してです。
では、なぜそれを選択したのか?を考えていきましょう。
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