諦めてしまう気持ち
最近読んだ本。暗い気分に似合う本。
悪意に晒される。
主人公は、生まれた境遇、育った環境、出会った人、悉くタイミングが悪く、つらい方、難しい方へと進まされていく。
誰からも愛されていないわけではない。
ただ、ここぞという場面で、間が悪く、Bad story へと転がっていく。
完全なる「悪」は、ない。
ある場面、
ある視点、
そこには後悔や届かない思いが渦巻いている。
何度も何度も裏切られ、軽んじられることが続いて、
もう、いい、もう、むり、と、諦める。
「本当は信じたい」
その思いがあるから苦しい。
不幸だけ、ではない。
うまくいかない。
タイミングとか、すれ違い。
どこかで掴めたかもしれない。
かみ合うことがあったかもしれない。
諦めなければ、、、
それは、小説だから、別の視点から、別の地点から、別の時間軸から語られるから分かること。
主人公の「自分」視点だけを見て、諦めてしまった気持ちも分かる。
分かる。分からない。
つらいな
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