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「あの日の交換日記」辻堂ゆめ

昨日映画を観たからなのか、頭がエンタメモードになっていて、知識系の本がスルスルっと読めない。
そんな時こそ、小説ならスルスルっと読める。
今日読んだのは「あの日の交換日記」

交換日記。
ゆるやかな時の流れ、自分の気持ちを綴る、相手のことを思う、なんとも文学的な題材って感じがします。

短編集なのですが、それぞれが重なって、つながっている構成で一気読みしてしまいました。おもしろかった。

小学生って、子どもだけど、内面のいろんな思い、感受性、力いっぱい生きている姿に、人として真摯に向き合う先生って素敵だな。

それぞれの視点から交互に描かれる、書き手の想いの中に相手を思って書いている構造が折り重なっていく、そんな時間を行き来する読書体験でした。

往復書簡形式の本もそうだけど、対話から生まれるものって多くて深いなぁと改めて感じました。

エンタメ気分続行中なので、これから東野圭吾さんの新作読みます。

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