見出し画像

美術仲間、いや美術先輩と呼ばせて頂きましょう、その先輩からまた美術展のチケットを頂きました。有難や~。

このチケットあるけど行く?とメールが来て、美術館のサイトを調べて
「おぉ、渋いですね。是非行きたいです」
と返したところ、確かに渋いねと返ってきました。ちょうど着物で美術館へ行きたいと思っていた私にはピッタリな展覧会です。

休みも合わないのでご一緒したことはなく(恐らく鑑賞の深さや速度も違うので)いつもチケットとパンフレットを郵送下さいます。一筆箋で一言添えられているのですが、今回はその最後に「上下逆だった!」と書いてありました。

本当だ

鳥獣戯画の中でも最も有名な場面の一つと思われる、甲巻第18紙の兎と蛙の相撲です。本当はご存じの通り、この向き ↓↓

蛙が兎を投げ飛ばして、口から気炎が立ち昇っています。このような表現が漫画の祖とも言われる所以ですが……逆さを再度見てみましょう。

立ち昇る気炎が回転を表す線のように見えます。ヘッドスピンする蛙。
兎は……ランニングマン?
視点を変えると面白いですね。

🖼

逆さといえば、学校に飾られていた名画のレプリカが上下逆だったことを小学生が指摘した、というニュースを以前聞きました。7~8年ほど前で、絵はゲルニカだったようにうっすら記憶しているのですが、埋もれてしまったのか検索しても出てきませんでした。

ラジオでそのニュースを聞いて、その番組の掲示板では
「あの(有名な)絵の上下を間違えるか!?」
と、見つけた小学生がエライねというよりは、そもそも逆に展示するのはどうなのかという点でお怒りの方が多かったことをよく覚えています。

#逆さ #鳥獣戯画 #ヒップホップ #日記 #エッセイ

スキ、コメント、シェアも大歓迎! いただいたサポートは、カウンセリングルームを開く際の資金にします!