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”根強い未受診者”の心理に迫る!

こんにちは!宮沢です。

今回は健診を受けていない”未受診者”に焦点を当て、
受診勧奨を促すアプローチ方についてお伝えしていきます。

受診者の行動変容

受診行動に影響を与える要因は、3つあります。

1.意識の向上(疾病や健診の意義等の理解)
2.障害の除去(費用、時間、交通手段など)
3.きっかけの提供(個別勧奨)

以上3つを意識した取り組みを行うこと、受診者の行動変容を促し、結果受診率を上げることができます。

無関心層へのアプローチ

行動変容の段階で多いのが、「無関心期」と呼ばれるステージです。
そして、無関心時期から関心・準備へといかないと『実行期』いわゆる健診を受ける行動まで至りません。
そのため、『健康診断を受ける意義やメリット、疾病の理解』(=意識の向上)を伝えることで行動変容の第1歩となります。

行動変容のステージ

無関心層へのメッセージのポイント
・義務感の醸成(健診は受けるもの。という考え方の醸成)
・機会の限定(○○円以下で受診できるのは、○月○日まで。など機会を限定する)
・動作指示(申込み導線の簡素化)

未受診者の心理

前述した「無関心層」へアプローチするためには、「未受診者の心理」を把握することが重要です。その上で「未受診パターン分析」を用いた、受診勧奨改善を実施していきます。

分析方法として、過去2年継続して在籍している受診者を対象とし

  • 2年前の健診受診状況

  • 2年前の健診における所見の有無

  • 通院履歴

をもとに、未受診の背景を類推。


JMDCのデータによると、被扶養者の昨年度健診を受けなった人の8割近くが2年間前の健診状況が未受診でした。つまり、8割近くが『根強い未受診者』となります。

未受診者のパターンから『未受診者の心理』を類推することで、
『何を提供すれば(理解してもらう)、受診に繋がるのか?」という点まで落とし込めるため、”効くメッセージ(=受診勧奨)”を訴求していくことができます。

JMDC:「未受診者パターン分析」を用いた健診勧奨改善のヒント

そして類推した「未受診者の心理」から、健診を受ける可能性が高まる要因が下記となります。

JMDC:「未受診者パターン分析」を用いた健診勧奨改善のヒント

まとめ

『未受診』には様々な要因があります。そして、病院によって受診者属性は異なります。
受診者分析を行い『根強い未受診者層』にアプローチすることで受診率向上が期待できるため、是非取り組みをしてみてください。



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