期限を決めた話。
派遣OLを辞めて、食の仕事をしようと歩き出した時に。
1つだけ自分に決めたこと。
「期限は5年」
5年間だけ、自分に猶予を与える。
5年間だけ、思いっきりやってみる。
もしも、決めた5年で結果が出なかったら、才能がないと潔く諦めて事務職に戻る。
5年後は40歳。
企業に再就職できるギリギリの年齢だと、
ボーダーライン引いたことを覚えている。
先に書いた、お弁当屋さんから始まり。
アインソフで働きながらも。
とにかく、なんでもやった。
お金になるとか、ならないとか関係なく、来たお話は全部受けた。
フェスのボランティア、友達の料理教室の手伝い、NPO主催の子供のお料理教室。
今振り返ると、実家だったから家賃の心配もなく、
あまりお金のことを気にせずに、できたことだったんだろう。
常に、何かできることはないのか。
どうしたら、菜食が広がっていくのか。
いろんな所に首突っ込んでたから、どんどん仲間が広がっていった。
なんか、すごくがむしゃらだったんだよね。
この世の中を変えるには、どうしたらいいんだ!
なんて、使命感持っちゃって。笑
同じ気持ちの人達に出逢っていく時間が、
世界が広がっていくことが、とても楽しかった。
いろいろな人と出逢っていく中で。
飲み仲間ができていって、お酒を飲みにいくのだけど。
お店選びが大変。
菜食にこだわりがある私達は、どこでも良いわけじゃない。
美味しいはさておき、何か食べれるものある?
肉肉しくない?
が、基準になることもあって。
美味しいおつまみとお酒が飲める、お店があったらいいな。
という、自分たちが困ったことをきっかけに、イベントを始めることとなる。
お店さんにご理解をいただき、菜食のメニューを作ってもらい、
3杯ドリンク券で好きなお酒を飲みながら、
そこに集まった人と人とが繋がっていく、ただただ楽しむ会。
これがかなり人気イベントに発展して、トータル10回位開催したかなー。
ドレスコードを浴衣にしたり、ゲスト呼んだり、ライブしたりで、
楽しかったなー。
毎回20〜30名の方がご参加くださって、満員御礼。
全員が菜食の人ではなく、普通に食事をする人も参加してくれる。
困ったことを解決したくて、楽しんでいたら、それが伝染して人が集まって、
お店の人にも、参加する人にも、想いが伝わっていく。
何より、主催者3人が一番楽しんでる。笑
この頃に、何かを生み出して、形にしていくことを、
自然と身につけていったんだと思う。
いろいろやりすぎて、もう思い出せないことも多いんだけど。
仕事も遊びも、思いっきり。
毎月、何かしらやっていた。
それが、楽しくて楽しくて、仕方なかった。
そして、3年弱ほどで、AIN SOPH.を退職することになる。
この辺りに、その当時のことは書いているけど。
自分で決めた5年の期限は、
夢中になっていたら、あっという間に過ぎていて。
何とか、この世界で生きていける道筋は見つけられた。
多分、大丈夫。
そうやって、すすみながら。
おかげさまで、15年。
いろいろなお仕事をさせていただきながら、
個人事業主として、活動できている今があります。
飲食未経験のOLだった私が。
36歳スタートで、料理人になり。
知識も技術も、ほぼ独学で身につけ。
料理長、店長、マネージャーという役職に就くまでになれました。
メニュー開発や、店舗立ち上げ、教育という店舗、業務用の知識と、
パーソナルシェフやお料理教室、講座など、ご家庭で使える知識を
兼ね備えて、幅広く経験を積めたのは、
何にもこだわりが、なかったから。
選ぶことすらできなかったから、
なんでもやって、経験するしかなかった
最初の5年間の無謀さだったのかもしれません。
この経験を、今読んでくださる方々に還元していきます。
オンラインレッスンや、教室、講座など各種開催しているので、
「HANAEのリザーブストック」一度覗いてみてください。
いつも文章が長い、、、笑
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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