何もない日なんてない
毎日があっという間で驚く。
2024年も10月半ばを過ぎ、残すところ約2ヶ月。
毎年この時期になると、いつもつけてる日記をパラパラと見返してエモーショナルな気持ちになるのが恒例行事。
エモい、ってやつ。
記憶には残らないような何もなかったみたいな1日も、
日記にすれば
たしかにそこに存在してくれて。
記憶の中で振り返る1年はぼんやりとしてるけど、
文字から記憶を呼び起こせば
ちゃんとその日のことを思い出せる。
365日、
わたしは確かにそこにいて
1日1日を積み重ねて生きてる。
まっさらなノートに字を書くときの
少しの緊張感とワクワクは小学生のときから変わらず、
その瞬間を早く味わいたいがために
もう来年のノート買っちゃおうかな、とか思ってしまうのも10月の恒例行事。
高校生の頃からずっと日記つけてるんだ、
って言うとよく驚かれる。
もう戻れない日々たちのこと、鮮明に思い出せるの、いいでしょ!って
いつも心の中でちょっぴり自慢げになる。
わたしは小さいころから
ほんとうによく文字を書いてきたと思う。
こんなにもデジタル化が進んだ世の中を生きている25歳が、
ペンを持たない日、あんまりない。
喋ったことをそのまま画面上で文字に起こしてくれるとか、
こうやって打ち込むとか、
手軽な方法はたくさんあるけど
どうしても自分の手で、自分の字で、書きたい。
本もアナログが好き。
ちゃんと、紙を触って読みたい。ページをめくりたい。
日記を電子じゃなくノートにつけるのも、
書き終えて溜まっていくページの分だけ生きてきた時間が目に見えるから、かもしれない。
1年。
12ヶ月のうち、
書き終えた今日までのページと
残りのページを比べてみる。
圧倒的な厚みの差に
今年もよく生きたな、
と
思い始める10月半ばの今日この頃。
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