ハナダ

30代、関西在住、0歳児育児中です。 エッセイ・書籍紹介・自作小説の三つを不定期にあげていきます。マガジンで分別しているので、よろしければご覧ください。少し長文ですが、読み返し、無駄を削ったうえで投稿することを心掛けています。

ハナダ

30代、関西在住、0歳児育児中です。 エッセイ・書籍紹介・自作小説の三つを不定期にあげていきます。マガジンで分別しているので、よろしければご覧ください。少し長文ですが、読み返し、無駄を削ったうえで投稿することを心掛けています。

マガジン

  • エッセイもどき

    日常のなかで思うこと。書き始めはなんとなくでも、記事として形にするために深掘りしていくので、noteを始める前よりあれこれ考えるようになりました(めんどくさい人になったともいう)。

  • 柔らかいホラー

    一応ジャンルはホラーですが、怖さよりも、ストーリー性や雰囲気を重視しています。一話完結の連作物の予定です。

  • 書籍の紹介・私見等

    書籍のあらすじや、感想・私見を纏めています。未読の方も楽しめるように、内容は出来るだけ丁寧に書いています。「!ネタバレ注意!」の注意書以降は、ネタバレ込みの記述になります。 ※私自身、これから読む作品でもネタバレをあまり気にしない方です(ミステリの犯人は別ですが)。なので、ネタバレしたうえで、読んでみたいと思ってもらえるような紹介を心がけますが、ネタバレ駄目絶対! な方は注意してください。

最近の記事

  • 固定された記事

連載中の小説の各話をラノベっぽいタイトルにしてみた件

1.今書いてる小説の各話を、ラノベっぽく説明してみる件プロローグ お爺ちゃんの家の前でセミファイナル見てたら、急に赤と黒だけの異界に飛ばされました 第1話    消える月 死んだ父親の家に弟といたら、怪奇現象に会うし娘は理解不能だし辛いです 第2話    櫛森第三中学校にて 私の周りで起きる怪奇現象のせいで意識不明だったクラスメイトが目を覚ましたそうです 第3話    放課後の焼却炉(前・後) また来ちゃった異界で出会った女の子に過去のトラウマを話すと焼き殺されかけまし

    • 息子氏、0歳児運動会。その他近況

          なかなかnoteを開けない日々が続いてますが、元気に過ごしています。     今回は近況をつらつら箇条書きするだけの記事です。     まずは息子氏の運動会について。 1.まるで食べられる順番待ちのような    先日、息子が通う保育園の運動会がありました。0歳児クラスの運動会??    と仰天したのですが、内容はといえば、ネットをくぐったり小さなマットを乗り越えたりしながら10メートルくらい先のゴールを目指すという可愛らしいもの。二十分くらいで終わりました。   

      • 予定外の掃除当番(小説#6)

            長い三つ編みをばっさり切っただけでなく、ベリーショートまで一気に短くしたのは、中学に入学する前の春休み。     急に風通しの良くなった首の後ろは心もとなく、落ち着かない。でもそれ以上に、予想以上の身の軽さに心が踊った。あんなに重いものをぶら下げていることに、私は今まで無自覚だったのか。     首の後ろをなでながら、テーブルの上にあったバウムクーヘンの箱を見る。昨日の夜、この箱を捧げもって平身低頭謝っていた女性の姿が思い出された。 ーー本当に、申し訳ございません

        • 息子、保育園入園

          1.寂しさと解放感と    春たけなわ。     この4月から、うちの息子さんは保育園です。早い。まだまだ先だと思ってたのに、いつの間に時は経ったのか。     人づてに聞いていた感情は一通り味わいました。     まだこんなに小さいのに預けて可哀想とか一緒にいてあげなくてごめんねとかもう少し一緒にいたかったなとかぁあーとうとう一人の時間が出来るやったぁああーー!とか。     現在慣らし保育中、預ける時間を少しずつ延ばしながら保護者は外で待機しています。職場復帰は慣ら

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        連載中の小説の各話をラノベっぽいタイトルにしてみた件

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        • エッセイもどき
          11本
        • 柔らかいホラー
          7本
        • 書籍の紹介・私見等
          2本

        記事

          私が繰り返し見る悪夢と、夫が考えたその対処法

            1.根暗だけど面白い趣味、それは     夢日記をつけているという人と話したことがあります。その人が言うには、 「自分が夢をみる頻度は一週間に一回程度だと思っていた。でも、夢日記をつけ始めて分かったが、自分は毎晩夢をみていた」と。     起きて時間が経つにつれ、夢の内容を忘れていくということはよくあります。そして、実は内容のみならず、夢を見たという事実自体も忘れていることがある、ということなんでしょう。     私自身、毎晩毎晩夢をみてはいないと今では思っていますが

          私が繰り返し見る悪夢と、夫が考えたその対処法

          育児いろはカルタ~わかよたれそ~

          わ…忘れ物もともと私が抜けた人間であることは間違いないが、産後、抜け作っぷりに拍車がかかった気がする。先日信じがたいことが起こった。息子を抱っこ紐に入れてスーパーで買い物をし、レジへ向かう。私が会計を済ませている間に、子連れで大変だろうとレジ係の人が気を遣って、買い物かごを袋詰め台まで運んでくれた。ここまではいい。私はレジ係にお礼を言い、そしてそのまま帰った。かごは置きっぱなしだ。なんか買い物した割に荷物が少ないなと思いながら呑気に歩いていると、スーパーから電話。会員カードか

          育児いろはカルタ~わかよたれそ~

          ハムスターを飼っていた頃の話をしよう

              お久し振りです。     投稿は久し振りではないのだけれど、最近は小説とかカルタばかりで、こういう風に好き勝手に書くのは久し振り。     四苦八苦した小説からちょっと離れて、軽く書けるものがいいな、と思っていたところ、ちょっとしたできごとで、昔ハムスターを買った(飼ったではなく)ときのことを思い出したので、そのことを。 1.ケーキで脳内ひと寸劇    毎週恒例、夫に子どもを任せて獲得した、週末二時間の自由時間。私はこの時間、だいたい喫茶店にいます。普段はコーヒーだ

          ハムスターを飼っていた頃の話をしよう

          放課後の焼却炉・後(小説#5)

          前話            話一覧            次話 「小学校のとき、とても仲のいい子がいたの。家も近所だし、学校にはよく一緒に通ってた」     何年も経ち過ぎて忘れそうになるけれど、周りで妙なことが起こりだすまでは、私にも友達が沢山いた。近所のその子とは、お互いの家にもよく行って、一緒に遊んだっけ。この事件をきっかけに、段々話さなくなっていったけれど……。 「その日も、いつも通り学校から帰ってた。最初は五人くらい一緒だったけど、帰る方向が違う子から別れてい

          放課後の焼却炉・後(小説#5)

          放課後の焼却炉・前(小説#4)

          前話            話一覧            次話      ゴウ、と扉を閉めた時の音も、後から思えば奇妙にくぐもっていた。     思いがけず、クラスメイト達に隠れていたところを見つかりそうになり、とっさに逃れた校舎の屋上。危機を逃れた安堵の溜め息をつこうと、しずきは息を大きく吸いながら前に向きなおり………目の前の光景に、吐き出すのを忘れた。     空が、あまりに赤い。     非現実的なほど濃く、強い赤色が、空の下から上にかけて滲むように広がっている

          放課後の焼却炉・前(小説#4)

          育児いろはカルタ~ちりぬるを~

          ち…チキンレース体の大きさの割に、息子は食が細い。食べないのに何故こんなにでかいのか。質量保存の法則はどうした。食べないのに加え、離乳食の吐き戻しに一時期ひどく悩まされた。一匙を3として、20匙食べさせたとする。と、息子の腹には60収まっていることになる。だが21匙目を飲み込んだ途端……10吐く。ここで止めれば、まだ53の成果が残る。しかし、息子の腹のポテンシャルは60のはず。生じた-7の埋め合わせがしたくて、せめてあと2匙食べてくれよと、よせばいいのについ強行してしまう。し

          育児いろはカルタ~ちりぬるを~

          育児いろはカルタ~いろはにほへと~

          い・・・犬と間違われる熊耳の茶色いアウターを着せた息子を抱っこして公園にいたら、柴犬を連れた品の良さそうな初老の女性に「プードルかと思ったら赤ちゃんだった」とニコニコ言われる。改めて我が子の小ささを感じる。こんなに小さいのに、いつか私を抜かすんだろうな。信じられない。それからしばらく、「この服着せてたらこの前犬と間違われちゃってw」が、しばらく私の鉄板ネタとなる(まぁまぁ受ける)。 ろ・・・老人感息子はもちろん赤ちゃんに他ならないのだが、時々謎の老人感を出してくる。抽象的な

          育児いろはカルタ~いろはにほへと~

          櫛森第三中学校にて(小説#3)

          前話            話一覧            次話     「忘れるところだったが……」という切り出しが福本旺助の口癖なのは櫛森第三中学校では有名で、この口真似は生徒間で定着したおふざけとなっている。福本自身、真似されていることは知っているはずだが、直す気がないのか、直せないのか。二学期に入りしばらくした今も、彼の担任クラス一年二組の生徒は、何度もこのフレーズを聞かされている。 「せんせー、これ淡島通信じゃん!    忘れたら淡島先生に怒られるよー」    

          櫛森第三中学校にて(小説#3)

          瀧波ユカリ『はるまき日記』~懲役30年のアヒルさん、他~

              「共感」は読書の楽しみ方の1つですが、育児物を貪り読む今の私の目的は概ねそれです。なかでも、好きな作家の育児物なんて、これ一冊だけだし大事に読まなきゃ、と、製造中止される前に買いだめしておいた好きなお菓子を食べるみたいにちびりちびり読んでたんですが、この度とうとう読み終わってしまいました。     なくなっちゃった……と一度は肩を落としたのですが、書籍はお菓子と違ってまた読むことが出来るのがいいですね。読み返しながら今回ご紹介するのは、瀧波ユカリ著『はるまき日記~偏愛

          瀧波ユカリ『はるまき日記』~懲役30年のアヒルさん、他~

          商店街観遍歴

              平らなザルに盛られた色とりどりの果物。陳列棚の上から下まで、丸いリンゴやオレンジが豪快に積み上げられています。ザルは往来にはみ出し、とうとう地べたに置かれているものも。スーパーでは考えられない扱いですが、だからこそなのか、不思議な生命力を感じたりもする。     我が家から徒歩数分の、昔ながらの商店街。その一角の果物屋です。隣、そのまた隣と連なるのは、魚屋に漬物屋、うどん屋も。どれも年季が入っていて、シャッターを閉じたままの店も見受けられます。まばらなお客は、年配の店

          商店街観遍歴

          消える月(小説#2)

          前話            話一覧            次話 「あら?」     久坂志穂子は思わず声をあげた。     秋の風を入れる為、窓を開けた先に見えたのは、塗ったように何もない黒い夜空。     ここに来る途中、遠くの電波塔にかかる白い月を見たはずだが。     記憶違いのはずはない。     そのひっそりとした白色に、五年前、棺を閉じる前に目に入った父の死に顔を思い出してしまい、そんなものをわざわざ思い出した自分に苛立つ気持ちを、今の今まで処理できずにいた

          消える月(小説#2)

          海洋生物と宇宙人の類似点、もしくは私と姉の関係性について

              こんにちは!     5連投バッジ獲得に満足する間もなく、次のバッジは10連投だぞというnoteからのメッセージに、え、そんな、ゴムタイナーと心折れて十日あまり。自力でとれる範囲のバッジは全てとるつもりでしたが諦めました笑     久しぶりの更新は小説の続きにするつもりが、なかなか進まないうちに、姉の来訪について纏めたこの記事を書き終わってしまいました。先に完成したものは仕方ない。間をあけすぎて三日坊主ならぬ五日坊主と思われてもいけません。生存報告のために投稿です。

          海洋生物と宇宙人の類似点、もしくは私と姉の関係性について