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火の鳥2772への違和感

手塚治虫氏の、生涯作品、火の鳥。
DVDで久しぶりに見ると

今、ネットで、女性の育児の孤独感とか、新生児産んで連れて退院してきたあとの父親としてのスタートの遅れの話題に繋がった。

火の鳥の作品自体は、とてつもなく平和と自然界との調和が主題で素晴らしい。

ただ、ネタバレになるが、最後、ロボットとして目覚めたオルガが、横で泣いてる赤子を抱いて、笑顔になり美しい裸体で終わるのが、ああ
男性作家の限界だな、と感じた。

元気いっぱいで普段の健康体で、なんならすぐにでも、性交だってできそうな。いやいや、胎児という異物を8か月でぱんぱんになるまで育てて、胎盤出して収縮中の内臓とか丸無視。

実際に出産を、終えた女性は、もちろん出血がまだ酷くて。父親の介護などしたことある男性ならオムツのサイズを知っていよう。

そのサイズの生理ナプキンのような、産褥パットがいつも血まみれになってる状態なんだよね。縫合してる傷があるわけだし。

それでも、新生児に初乳を吸わせたい一心で、
新生児室まで、授乳の都度行くか、母子同室で
交通事故に遭ったその日の夜から昼夜構わず授乳とオムツ取り替えと、などをシンママはしてるわけだよ。

シンパパは、産科には、同室宿泊看護できないから家で、子ども産まれたよ~とか、連絡してのんびりしてる時間がありまくり。

…それをさ、一週間楽しんで、迎えに行って産科から帰宅するじゃん?
そこで、ベビーベッドやら、なにやら何の準備もできてなかったら、まあ、絶望するよね妻は

だのに、準備してなかったのは、お前も同じだろとか言い返されたら、やはり子育て後の、熟年離婚の原因作ってるとしか。

しかもさ悪阻とか、臨月の苦しさでよく眠れないあとの出産入院をナメ過ぎなんだよね…。

それを知らないから、病院でないところで出産して嬰児をどうしていいかわからない若い女性
のニュースとか、まず母体が血まみれなんだよ

それでさ、逮捕とか。
返り血じゃないよ?もちろんね。

ああ、ファンタジー好きだね、
夢見るお花畑にいるのは、男性の側なんだなあ
知らないって無罪にならないなあ。

孕ませた父親は何してるん?とならない
異常性。


そういえば、普通手術とか受けるとき、家族は
カンファレンスとか受けるよね?医師に1時間くらいは。

出産のあとの退院って、それさえ無いんだね。
すごくない?

医学からでさえ、女性の身体は、尊重されてなさ加減がすごい。

尿管結石の痛さは、出産に近いとか聞いたけど
あれみたいに、退院時は、ケロッと治ってて、
癖で繰り返しますから気をつけるように、さえ
言われないんだよね、妊娠って。


そういえば、手塚治虫さんの別の作品ブラックジャック先生は、天才外科医だけど退院までのケアはしないもんね。

ピノコ?って幼児並みの子どもが、看護士みたいにいるんだっけ?

まあ、看護は子どもでも女性ならできることになってる構図も無茶振り感すごい。

せめて退院時、あなたの妻がこうなったら、病院に連れて来てくださいとか、救急車呼んでいいですよとかの助言?必要だよね。

父親教室でやると思ってるのかな病院は。
退院時のカンファレンスで教えると思ってるのかな行政は。


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